2012年9月18日火曜日

15年 南海vs名古屋 4回戦



5月20日 (月) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 1 0 2 4 南海       8勝21敗1分 0.276 政野岩夫 平野正太郎
3 0 3 0 3 0 0 0 X 9 名古屋 19勝7敗1分 0.731 河村章

勝利投手 河村章     1勝0敗
敗戦投手 政野岩夫 2勝5敗

二塁打 (南)前田 (名)吉田、中村、三浦
本塁打 (南)吉川 1号 (名)三浦 1号

勝利打点 大沢清 5


河村章、プロ入り初完投初勝利

 名古屋は変則ダブルの第二試合に河村章を先発させる。河村は4月20日のデビュー戦では3イニングを投げて無安打2四球1三振無失点、現在のルールでセーブが記録される好リリーフを見せた。昨日がプロ入り2度目の登板で2イニングを1安打1四球無三振無失点に抑えている。

 名古屋は初回、石田政良が左前打で出塁、村瀬一三も左前打を放って無死一二塁、桝嘉一のバントが内野安打となって無死満塁、大沢清の中犠飛で1点を先制、吉田猪佐喜が右中間に二塁打を放って二者を迎え入れ3-0とする。

 南海は2回、一死後吉川義次が左翼スタンドにホームランを放って1-3とする。

 名古屋は3回、二死後吉田の三ゴロをサード藤戸逸郎がエラー、中村三郎が右前打を放って二死一二塁、ここで三浦敏一が左翼スタンドにスリーランホームランを放って6-1とする。

 名古屋は5回、先頭の吉田が四球で出塁、中村が左翼線に二塁打を放って無死二三塁、三浦が右中間に二塁打を放って7-1、二走中村は三塁にストップしているので捕られそうな打球だったのでしょう。なおも無死二三塁の場面で南海は先発の政野岩夫から二番手平野正太郎にスイッチ、芳賀直一の三ゴロの間に三走中村が還って8-1としてなお一死三塁、河村の二ゴロの間に三走三浦が還って9-1とリードを広げる。

 南海は7回、一死後山尾年加寿が左前打で出塁、二死後前田貞行が左中間にタイムリー二塁打を放って2-9とする。

 南海は9回、先頭の吉川が左前打で出塁、岡村俊昭の代打木村勉の投ゴロをピッチャー河村が二塁に送球するがセカンド中村がエラー、山尾は中飛に倒れるが平野が四球を選んで一死満塁、前田が中前に2点タイムリーを放って4-9、深尾文彦は中飛に倒れるが藤戸が死球を選んで二死満塁、最後は国久松一が中飛に倒れ、南海が終盤粘りを見せるが前半戦の大量得点が物を言って名古屋がダブルヘッダーに連勝して首位の座を守る。


 プロ入り初先発の河村章は7安打5四球3三振の完投でプロ入り初勝利を飾る。

 プロ野球には2年在籍しただけで殆ど実績を残していない前田貞行が4打数3安打3打点二塁打1本を記録する。









                *プロ入り初先発の河村章が完投で初勝利を飾る。















   *河村章に抑えられた南海打線。前田貞行が4打数3安打3打点の活躍を見せる。












 

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