１５年 タイガースvsライオン ４回戦

5月18日 （土） 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 0 0 0 1 2 タイガース １７勝１３敗１分 0.567 三輪八郎 木下勇
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 ライオン       ８勝２１敗１分 0.276 菊矢吉男

勝利投手 木下勇     ７勝５敗
敗戦投手 菊矢吉男 ６勝７敗

二塁打　（タ）本堂

勝利打点　ジミー堀尾文人　４


タイガース5連勝

　タイガースは4回、一死後カイザー田中義雄が右翼線にヒット、ジミー堀尾文人は一飛に倒れるが伊賀上良平が中前打を放って二死一二塁、中田金一の中前タイムリーで1点を先制する。

　ライオンは6回、一死後戸川信夫の三ゴロをサード伊賀上がエラー、広田修三の打席で三輪八郎がワイルドピッチを犯して戸川は二進、広田は三振に倒れるが松岡甲二の打席で三輪が二塁に牽制悪送球して戸川は三進、松岡が四球を選んで二死一三塁、菊矢吉男の三ゴロを伊賀上が再びエラーする間に戸川が生還して1-1の同点に追い付く。

　タイガース先発の三輪は6回までライオン打線を1安打に抑えてきたが7四球、6回は伊賀上の2つのエラーが痛かったは言えワイルドピッチと牽制悪送球があり、タイガースベンチは7回から木下勇をリリーフに送る。この継投策が効を奏した。

　ライオン先発の菊矢吉男の前に5回～8回まで3人ずつで片付けられてきたタイガースは9回、先頭の本堂保次が左中間に二塁打、松木謙治郎の一ゴロをファースト玉腰年男が三塁に送球するがセーフ、野選となって無死一三塁、田中の遊ゴロの間に松木が二進して一死二三塁、ここで堀尾が中前に決勝タイムリーを放って2-1とする。

　木下勇は3イニングを1安打無四球1三振無失点、2試合連続の好リリーフで7勝目をあげる。

　タイガースは5連勝で四強が射程圏に入ってきた。










　　　　　　　　　　　　＊タイガースは三輪八郎-木下勇の継投で5連勝を飾る。