5月15日 (水) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 3 0 0 0 0 0 0 3 金鯱 8勝17敗1分 0.320 中山正嘉 長尾貞利
1 4 0 0 0 4 1 0 X 10 タイガース 16勝13敗1分 0.552 三輪八郎 木下勇
勝利投手 木下勇 6勝5敗
敗戦投手 中山正嘉 2勝8敗
二塁打 (タ)皆川2、堀尾
三塁打 (金)竹林
勝利打点 松木謙治郎 5
木下勇好リリーフ
タイガースは初回、先頭の宮崎剛が中前打で出塁、皆川定之は中飛に倒れるが本堂保次の三ゴロの間に宮崎は二進、松木謙治郎の右前タイムリーで1点を先制する。
タイガースは2回、先頭のジミー堀尾文人が中前打で出塁、伊賀上良平は右飛に倒れて堀尾が二盗に成功、中田金一は三振に倒れるが三輪八郎は四球、トップに返り宮崎も四球を選んで二死満塁、ここで皆川が右中間に走者一掃の二塁打を放って4-0、本堂が中前にタイムリーで続いて5-0とする。
金鯱は3回、先頭の中山正嘉が左前打で出塁、五味芳夫も中前打を放って無死一二塁、トップに返り佐々木常助の中飛をセンター堀尾が落として無死満塁、室脇正信が押出し四球を選んで1-5、森田実の左前タイムリーで2-5、ここでタイガースベンチは先発の三輪に代えて木下勇をリリーフに送る。木下は立ち上がり長島進に押出し四球を与えてライオンが3-5と追い上げるが木下は古谷倉之助を投ゴロに打ち取り「1-2-3」のダブルプレー、竹林実も遊ゴロに打ち取りピンチを切り抜ける。
タイガースは6回、先頭の宮崎が三遊間に内野安打、皆川が四球を選んで無死一二塁、本堂の右飛で宮崎はタッチアップから三塁に進み、松木の一ゴロをファースト古谷が二塁に悪送球する間に宮崎が還って6-3、カイザー田中義雄の右前タイムリーで7-3、堀尾が四球を選んで一死満塁、伊賀上の一ゴロの間に三走松木に続いて二走田中も還って9-3とする。伊賀上には2打点が記録された。
タイガースは7回、一死後宮崎が遊失に生き、皆川が左中間にタイムリー二塁打を放って10-3とする。宮崎はこれで4得点、皆川は4打点目を記録した。
ロングリリーフとなった木下勇は7回を投げて4安打1四球2三振無失点の好投を見せて6勝目をマークする。
タイガースは木下が好リリーフを見せ、このところ一番に定着している宮崎が4得点をあげるなど新戦力が力を付けてきて猛虎復活を思わせる快進撃で4連勝を飾る。
松木謙治郎は5つ目の勝利打点を記録して勝利打点ランキング単独トップに立った。タイガースはこのところ強打で逃げ切るパターンで、松木は5月11日、12日、15日に勝利打点を記録しているが全て先制打である。この日の真の殊勲者は4打数2安打4打点を記録した皆川定之であった。
*好リリーフを見せた木下勇が6勝目をあげる。
*猛虎復活をうかがわせる好調タイガース打線。
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