5月12日 (日) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 2 0 5 0 0 0 0 9 タイガース 14勝13敗1分 0.519 三輪八郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 14勝9敗3分 0.609 石田光彦 山田伝
勝利投手 三輪八郎 4勝0敗
敗戦投手 石田光彦 3勝4敗
二塁打 (タ)中田
勝利打点 松木謙治郎 4
猛虎復活
タイガースは初回、先頭の宮崎剛が左前打で出塁、皆川定之が左翼線にヒットを放ち無死一二塁、本堂保次が投前に送りバント決めて一死二三塁、松木謙治郎の右犠飛で1点を先制して皆川もタッチアップから三塁に進み、カイザー田中義雄の一ゴロをファースト森田定雄がエラーする間に皆川が還って2-0とする。
タイガースは3回、皆川の四球と本堂の左前打で一死一二塁、阪急ベンチはここで先発の石田光彦をあきらめてセンターのフランク山田伝をマウンドに送り、ライトの中島喬がセンターに回り石田に代わって西村正夫が入ってライト。松木の二ゴロをセカンド黒田健吾がエラーする間に二走皆川がホームに還り3-0、田中の投ゴロで松木が二封されて二死一三塁、パスボールで三走本堂が還って4-0とする。
タイガースは5回、宮崎、皆川が連続四球、本堂の三ゴロで宮崎は三封されて一死一二塁、ここでダブルスチールを敢行、キャッチャー井野川利春の三塁送球が悪送球となって皆川が生還して5-0、松木は四球で一死一三塁、田中が左前にタイムリーを放って6-0、二死後松木、田中が重盗に成功、伊賀上良平が左前に2点タイムリーを放って8-0、中田金一の中越え二塁打で伊賀上も還って9-0として一気に試合を決める。
三輪八郎は阪急打線に対して上田藤夫に2安打と山下好一に1安打を許したのみ、3安打2四球6三振で9日の南海戦に続いて今季2度目の完封で4勝目をあげる。これで20回3分の1連続無失点を継続中、三輪の一本立ちは低迷を続けるタイガースにとって大きい。
タイガース打線は8安打のうち6本を得点をあげたイニングに集中させて一気の9得点、猛虎全盛期を思わせる攻撃ぶりであった。
*三輪八郎は阪急打線を3安打に抑えて今季2度目の完封で4勝目をあげる。阪急の二番手に「西村正夫」のスタンプが押されているがこれは「山田伝」の間違いです。薄い丸印は私が書いたのではなく、オリジナルからの印刷時に間違いに気付いて印を付けたのがそのまま印刷されたものと考えられます。
*猛虎復活を思わせる猛打を見せたタイガース打線。
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