2012年9月2日日曜日

三冠への道 2012 ④



 さあ皆さん、ミゲール・カブレラの三冠達成に期待しましょう。自力で打率をあげてきたのでマイク・トラウトを捕えるのは時間の問題となってきました。打点はジョシュ・ハミルトンとの一騎打ち、ここが最大関門です。ホームランはトップのアダム・ダンに5本差ですが、ホセ・バウティスタが怪我のため脱落し、ダンは例年40本止まりなので十分射程圏内です。プリンス・フィルダーの加入で古巣のサードに戻りましたがダイエット効果で何とかこなしているようです。懐の深いバッティング技術は人類最高で、ここ3年が全盛期でしょう。こうなると当ブログのMVP候補トラウトを抑えてミゲール・カブレラがMVP争いでも浮上してきますが、カブレラには例年票が集まりません。マーリンズ時代の手抜き守備がいまだに尾を引いているようです。


 アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞争いはジャスティン・バーランダーとフェリックス・ヘルナンデスの一騎打ちの様相を呈してきましたが当ブログはジェレッド・ウィーバーに期待しています。投球回数と奪三振で見劣りするため苦戦は免れませんが、9月1日現在両リーグで唯一WHIPは1.00を下回っているように安定感は抜群です。バーランダーには二年連続の壁、ヘルナンデスにも二度目の壁がありますので今年の成績ではウィーバーにも十分チャンスありと見ています。一昨年のヘルナンデスと昨年のバーランダーのMVPとのW受賞をズバリ的中させている当ブログが言うのですから信憑性は高いでしょう(笑)。


 ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞は37歳にして突然の如くブレイクしたナックルボーラーR.A.ディッキーで決まりでしょうと言いたい。8月31日のマーリンズ戦では今季三度目の完封勝利を飾ってここまで17勝4敗で最多勝。奪三振はクレイトン・カーショウの192個に次いで190個で二位、防御率もレッズのクエトに次いで二位、WHIPはマット・ケインとクレイトン・カーショウの1.02を抑えて1.01でトップに君臨します。本来であればナ・リーグのサイ・ヤング賞争いはスティーブン・ストラスバーグとR.A.ディッキーの一騎打ちであるべきですがストラスバーグの投球制限により難しそうです。というよりも、ストラスバーグは数字を落としてきているので9月一杯投げたとしてもディッキーには勝てそうもありません。
 

 当ブログはナショナル・リーグMVPもR.A.ディッキーの受賞を予想していることは既報のとおりです。ナ・リーグ打撃タイトル争いは異変が起きており、アンドルー・マカッチェンの打率が落ちてきてメルキー・カブレラが首位打者になっていますがメルキー・カブレラは薬漬けが発覚して50試合の出場停止処分を受けています。但し規定打席に1打席足りないだけなので、不足分を凡打として最終打率が計算されますので規定打席以下での首位打者の可能性が高まってきました。本塁打、打点はライアン・ブラウンの二冠が濃厚ですがブラウンも昨年オフには薬漬け疑惑騒動を起こしています。ブラウンには二年連続の壁もありますので三冠王にならない限りMVP投票で票が集まることはありえません。快調パイレーツを引っ張ってきた象徴でもあるマカッチェンですが、チームも調子を落としてきているだけに首位打者のタイトルを逃すとMVPは厳しくなると言わざるをえません。となるとナ・リーグ打者陣にはMVP候補が不在となりますので、当ブログの予想通りR.A.ディッキーが浮上してくることとなります。







 

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