さあ皆さん、いよいよミゲール・カブレラの三冠達成が現実味を帯びてきました。本日は右翼スタンドに掃うように叩き込んだ先制の35号ツーランを含めて3打数1安打3打点、今季通算524打数173安打で3割3分0厘2毛としてマイク・トラウト3割2分9厘8毛を捕えて首位打者の座につきました。打点も116点でジョシュ・ハミルトン114点を抜いてトップ、ホームランはトップのアダム・ダン、ジョシュ・ハミルトン38号に3本差と迫ってきました。9月の時点でこれだけ三冠王に近付いたのは1967年のカール・ヤストレムスキー以降初めてのことではないでしょうか。昨年のマット・ケンプの場合は「おいおい、本当かよ~」という感じでしたが、ミゲール・カブレラの場合は実績が違います。今年のミギーはマジでいけるのではないでしょうか。OPSは0.991で二位のマイク・トラウト0.957に大差を付けていますので流石にMVP投票では票が集まらないミギーと言えども今年こそ初のMVPも間違いないでしょう。
ミゲール・カブレラはフロリダ・マーリンズ時代はアルバート・プホルス、ライアン・ハワードの影に隠れてタイトルに恵まれず、マーリンズの政策により年俸も長く50万ドル近辺に抑えられてきました。年俸が16倍跳ね上がった2007年を最後にフロリダからデトロイト・タイガースに移り、2008年はいきなり本塁打王のタイトルを獲得、2010年には打点王、昨年は首位打者と、三冠王への機は熟してきました。
R.A.ディッキーはアダム・ウェインライトとのエース対決を制して18勝目をあげてハーラートップの座を守り防御率は二位、奪三振も195個でクレイトン・カーショウ201個に次いでスティーブン・ストラスバーグと並んで二位タイ。次回は200個に乗せてくるでしょう。ナックルボーラーの200奪三振は1987年のチャーリー・ハフ以来のこととなります。クレイトン・カーショウを抜いてナックルボーラーが奪三振王になれば愉快じゃないですか。サイ・ヤング賞候補筆頭にしてナショナル・リーグMVPも視野に入ってきました。今季のメジャー・リーグの話題は、ミギーとディッキーの二人に絞られてきました。
*ミゲール・カブレラのサインボール。かなり前のフロリダ・マーリンズ時代のものなので丁寧なサインです。近年見られるのはほとんどが省略形となります。
*ナショナル・リーグ時代はミギーの天敵だったアルバート・プホルスのサインボール。
*同じくミギーの天敵だったライアン・ハワードのサイン入りカード。
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