2011年10月29日土曜日

14年 名古屋vs阪急 4回戦


5月30日 (火) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 1 0 0 0 0 0 0 0  1 名古屋 10勝19敗3分 0.345 大沢清 繁里栄
4 0 3 0 0 1 0 2 X 10 阪急   23勝9敗         0.719 重松通雄


勝利投手 重松通雄 3勝5敗
敗戦投手 大沢清     1勝2敗


二塁打 (阪)西村、伊東


阪急が春季優勝!


 いよいよ春季最終戦。阪急は勝てば優勝、負ければジャイアンツと同率という試合に重松通雄を先発させた。阪急はルーキーの高橋敏と荒木政公は下位チームに当てて大事なところは重松で行っている。首脳陣は重松をエースと認めているようだ。

 阪急は初回、先頭の西村正夫が右中間に二塁打、フランク山田伝の左前打で無死一三塁、黒田健吾の左翼線タイムリーで1点を先制する。山下好一が四球を選んで無死満塁、上田藤夫の中前タイムリーで2-0、名古屋は先発の大沢清がサードに回りサード芳賀直一がショートに回り、ショート天野竹一に代わって繁里栄が入ってピッチャー。天野竹一は先発してすぐにベンチに下がっているが、以上の経緯からアテ馬ではない。山下実は浅い左飛に倒れるが田中幸雄の遊ゴロを代わったばかりの芳賀が一塁に悪送球する間に三走黒田に続いて二走山下好一も還って4-0として優勝に向けて驀進する。

 名古屋は2回、二死後芳賀、繁里が連続中前打、トップに返り桝嘉一が右前にタイムリーを放って1-4と反撃する。
 阪急は3回、先頭の上田が四球で出塁、山下実が復帰後初安打となる右前打を放って無死一二塁、田中の三前バントが内野安打となって無死満塁、日比野武が右翼線に2点タイムリーを放って6-1、重松四球で再度無死満塁、西村が押出し四球を選んで7-1とリードを広げる。

 こうなると名古屋に反撃の気力は無く、阪急は6回、山下実が復帰後初打点となる押出し四球を選んで8-1、8回も伊東甚吉のタイムリー二塁打と山下実の右翼線タイムリーで10-1として試合を決める。

 重松通雄は5安打2四球1三振の完投で胴上げ投手に輝いた。


 東西対抗、新人東西対抗を挟んで6月7日から夏季シーズンが始まることとなります。





          *阪急が春季優勝を決める。







          *重松通雄が胴上げ投手に輝く。



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