2011年10月29日土曜日

バット


 昭和14年5月10日付け読売新聞に鈴木惣太郎による興味深い記事が掲載されていますのでご紹介いたします。

 「打撃向上の一方法としてもっと重いバットを使ってみたらどうか頻りに考えている。現在日本の選手の使うバットはあまりに軽きに失してはいないかという感があるからである。」から始まり、日米のスラッガーの使用するバットの重量を掲載している。




                   匁     g
ベーブ・ルース                     410    1537.5
ロジャース・ホーンスビー   360    1350
ハック・ウィルソン         370    1387.5
ジョー・ディマジオ          340    1275
ハンク・グリーンバーグ        350    1312.5
大リーグ平均              270    1012.5

 加藤正二                      280    1050
アチラノ・リベラ                   280    1050
景浦将                    265     993.75
松木謙治郎                  265     993.75
中島治康                      265     993.75
川上哲治                      260     975
職業野球平均               250     937.5




要はスラッガーほど重たいバットを軽々と振り回していたようです。






*1.3キロのバットを振り回してホームランを量産したハンク・グリーンバーグ







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