昭和14年5月10日付け読売新聞に鈴木惣太郎による興味深い記事が掲載されていますのでご紹介いたします。
「打撃向上の一方法としてもっと重いバットを使ってみたらどうか頻りに考えている。現在日本の選手の使うバットはあまりに軽きに失してはいないかという感があるからである。」から始まり、日米のスラッガーの使用するバットの重量を掲載している。
匁 g
ベーブ・ルース 410 1537.5
ロジャース・ホーンスビー 360 1350
ハック・ウィルソン 370 1387.5
ジョー・ディマジオ 340 1275
ハンク・グリーンバーグ 350 1312.5
大リーグ平均 270 1012.5
加藤正二 280 1050
アチラノ・リベラ 280 1050
景浦将 265 993.75
松木謙治郎 265 993.75
中島治康 265 993.75
川上哲治 260 975
職業野球平均 250 937.5
要はスラッガーほど重たいバットを軽々と振り回していたようです。
*1.3キロのバットを振り回してホームランを量産したハンク・グリーンバーグ
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