5月21日 (日) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 0 3 0 0 1 0 0 0 0 0 4 名古屋 9勝17敗3分 0.346 中村三郎
1 0 0 0 1 0 2 0 0 0 0 4 ライオン 12勝10敗4分 0.545 菊矢吉男 福士勇
二塁打 (ラ)玉腰、鬼頭
三塁打 (ラ)玉腰
玉腰年男、5打数5安打
ライオンは初回、先頭の坪内道則が四球で出塁、続く玉腰年男が本日1本目のヒットを中前に放ち無死一二塁、水谷則一の左前打で無死満塁、鬼頭数雄が押出し四球を選んで1点を先制する。続く室井豊の投ゴロは「1-2-3」と渡るダブルプレー、西端利郎も二ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。2回も先頭の山本尚敏が左前打で出塁するが中野隆雄の三ゴロは「5-4-3」と渡ってダブルプレー。ここからエラー、ヒット、四球で二死満塁とするが水谷が二ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。
名古屋は3回、先頭の中村三郎が四球で出塁、三浦敏一の投ゴロを菊矢吉男が二塁に悪送球、トップに返り石田政良は一邪飛に倒れるが村瀬一三が四球を選んで一死満塁、ワイルドピッチで1-1の同点、桝嘉一が四球を選んで再度一死満塁、大沢清が中前に2点タイムリーを放って3-1と逆転に成功する。
ライオンは4回から先発の菊矢に代えて福士勇をマウンドに送る。
ライオンは5回、先頭の玉腰が本日3安打目となる二塁打を右翼線に放つ。水谷の二ゴロの間に玉腰は三進、鬼頭数雄が左前にタイムリーを放って2-3と追い上げる。
名古屋は6回、先頭の大沢が本日3本目のヒットを中前に放つ。加藤正二が送って一死二塁、服部受弘は遊飛に倒れるが、芳賀直一が中前にタイムリーを放って4-2と突き放す。
ライオンは7回、先頭の坪内が中前打で出塁、玉腰の4安打目は右翼線の三塁打となって3-4の1点差、水谷が同点の右犠飛を打ち上げて4-4に追い付く。更に鬼頭、室井の連打で一死一二塁、西端の右前打で二走鬼頭がホームを突くがライト桝のバックホームにタッチアウト。怪我から復帰したばかりの桝嘉一は復帰初戦の昨日はレフトに入っていたが本日はライトに入っており、正に怪我の功名。
名古屋は8回から11回まで振り逃げと四球の走者を出しただけでリリーフ福士の前に沈黙を続ける。
ライオンは8回、二死から坪内の左前打と玉腰、水谷の連続四球で満塁とするが鬼頭は中飛に倒れる。9回は三者凡退で延長戦に突入。
ライオンは10回、先頭の中野が三塁に内野安打、福士の三ゴロでランナーが入れ替わり、坪内が左前打、玉腰が本日5安打目となる左前打を放って一死満塁、水谷のライナーでサヨナラかと思われた瞬間、ショートの芳賀が横っ飛びに抑えてそのまま二塁ベースに入ってダブルプレー。
ライオンは11回、先頭の鬼頭が左中間に二塁打、代走に岡本利之を起用、室井が中飛に倒れて一死二塁、西端に代わる代打近藤久が思いっきり引っ張って痛烈なライナーを放つがファースト三浦が好捕、最後は山本が三ゴロに倒れて4対4の引分けに終わる。
名古屋は4安打で5残塁。大沢清が5打数3安打1得点2打点であった。一方、ライオンは16安打で15残塁。一番の坪内道則が4打数3安打2得点、二番の玉腰年男が5打数5安打2得点1打点、二塁打1本、三塁打1本の準サイクル、三番の水谷則一が4打数1安打1打点1犠飛、四番の鬼頭数雄が5打数3安打2打点、二塁打1本。何故これで4点しか入らなかったのでしょうか。
中村三郎は11回を完投して16安打6四球3三振。完投での最多被安打記録は分かりませんが、完封での最多被安打記録は1989年8月4日、横浜大洋ホエールズの新浦壽夫が巨人戦で記録した13被安打のようです。
*完封での最多被安打記録を持つ新浦壽夫
*中村三郎は16安打を打たれながら11回を完投。
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