4月4日 (火) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 4 0 4 1 1 6 0 16 ジャイアンツ 7勝2敗 0.778 中尾輝三 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 金鯱 3勝6敗 0.333 常川助三郎 磯部健雄 森田実
勝利投手 中尾輝三 2勝0敗
敗戦投手 常川助三郎 0勝3敗二塁打 (ジ)水原、中島2、川上、中尾 (金)小林茂
ジャイアンツ猛攻
ジャイアンツは3回、一死後吉原正喜が四球で出塁、中尾輝三は三振に倒れるがトップに返り白石敏男がショートに内野安打、水原茂の左中間二塁打で二者還り2-0、千葉茂四球、中島治康左前打タイムリー、川上哲治中前タイムリーでこの回4点を先制する。
ジャイアンツは5回、一死後水原四球、千葉が右前打、中島の右中間二塁打で5-0、川上の左中間二塁打で二者還り7-0、三田政夫の二ゴロで川上は三進、井上康弘の左前タイムリーでこの回も4点をあげて8-0とする。翌日の読売新聞によると、このあたりから右翼観覧席から「ピッチャー交代!」コールが起きたようで、金鯱ベンチは常川助三郎をあきらめて6回から磯部健雄をマウンドに送る。
ジャイアンツは6回、2四球と遊失で1点追加、7回は吉原に代わる代打岩本章の四球と中尾の左翼線タイムリー二塁打で1点追加して10-0とする。
ジャイアンツや8回、水原、千葉が連続中前打、中島の中越え二塁打で1点、川上の右前タイムリーで2点目、金鯱は磯部から三番手森田実にスイッチ、パスボールで3点目、呉波、井上が連続四球で無死満塁、二番手キャッチャー平山菊二の遊ゴロが5-4-3のゲッツーとなる間に三走川上が還って4点目、依然としてルール改正前なので平山に打点1が記録される。昭和14年4月22日以降現在に至るまでのルールではこの場合打点は記録されません。中尾四球、白石の左前タイムリーで5点目、水原の左翼線タイムリーで二走中尾が還ってこの回6点をあげて16-0として圧勝する。
雨の中第二試合まで行われたが第三試合は中止となり、開幕以来続いた後楽園シリーズはこれで終了、4月8日から大阪に九球団が集結して甲子園シリーズが始まります。第一試合では超非力の山田潔がホームランを放ったり、第二試合のジャイアンツの猛打からすると、後楽園シリーズの最終日ということで保管しておいた昨年までの使用球を放出した可能性があります。
*猛攻を見せたジャイアンツ打線
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