2010年11月7日日曜日

12年秋 名古屋vs阪急 7回戦

11月11日 (木) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 名古屋 10勝27敗3分 0.270  森井茂
0 0 0 1 0 0 0 0 X 1 阪急   15勝23敗2分 0.395  中田武夫


勝利投手 中田武夫 3勝7敗
敗戦投手 森井茂   4勝9敗


二塁打 (名)遠藤 (阪)山下好


中田武夫、冴えるシュート


 阪急は4回、この回先頭の宮武三郎が左翼線ヒットで出塁、四番山下好一が右中間に二塁打、宮武がホームを突くが中継に入ったセカンド石丸藤吉からのバックホームにタッチアウト。しかしキヨ野上清光、ジミー堀尾文人が連続四球で一死満塁、山田勝三郎の二ゴロの間に山下好が還って1点を先制する。

 名古屋の森井茂は8回を6安打3四球3三振に抑えるが1点に泣く。

 中田武夫はサイドハンドから左右の揺さぶりが冴えて名古屋打線を5安打3四球1死球3三振の完封。翌日の読売新聞には「サイド・スローのシュート・ボールを申分なきスピードに乗せて名軍の打棒を封じ・・・」と記述されている。中田としては春季リーグ戦4月18日のタイガース戦で2対1の完投勝利を飾った投球がこれまで最高のピッチングであったと考えられるが、あの時も2個の死球を与えるなど大胆に内懐を攻める投球であった。本日も9個のサードゴロを記録しており、シュートのキレを裏付けている。打撃を買われてこのところサードに起用されている田中実は4打席で三ゴロ3個と投ゴロ1個、三番桝嘉一も第二打席以降二ゴロ、三ゴロ、三ゴロに抑えられた。

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