今節は一日三試合が三日間だけという変則開催。タイガースが3勝0敗、セネタースが2勝0敗、ライオン、金鯱、ジャイアンツが1勝1敗、イーグルス、阪急が0勝1敗1分、名古屋が0勝3敗であった。イーグルスの14連勝を阻みジャイアンツに快勝したセネタースの健闘が光る。
この後、第1回東西対抗を挟んで11月25日~30日まで一日三試合で最終節が行われ、12月1日から春季優勝のジャイアンツと秋季優勝のタイガースとの間で王座決定戦が行われることとなる。
週間MVP
投手部門
ジャイアンツ 澤村栄治 3
阪急7回戦で延長10回3安打12三振の快投を見せる。
セネタース 浅岡三郎 1
ジャイアンツ6回戦で初回に2安打を許したのみ、2回から9回を無安打に抑える。
浅岡は7月1日の春季リーグ阪急6回戦でも野口明を2回からリリーフして8回までノーヒットピッチングをやっている。1年で二度の一世一代のピッチングを見せたことになる。
打撃部門
ジャイアンツ 澤村栄治 1
阪急7回戦で延長10回を完封し、自らサヨナラヒットを放ち、史上初の投手部門・打撃部門のW受賞を達成する。
この選出にはかなり私情を挟んでおります。ご存知のとおり澤村はこの後昭和15年に復帰するまで2年間を兵役で棒に振ることとなります。
ライオン 桜井七之助 1
今節2試合で8打数5安打4得点6打点、二塁打2本、三塁打1本と爆発する。
殊勲賞
阪急 笠松実 1
イーグルス7回戦で5イニングを1安打無失点に抑え、同点ツーランホームランを打って引分けに持ち込む。
セネタース 横沢七郎 1
イーグルス7回戦で先制にして決勝の2点タイムリーを放ちイーグルスの14連勝を阻む。ジャイアンツ6回戦でも4打数2安打2打点。
敢闘賞
タイガース 藤村富美男 1
今節17打数6安打5得点3打点。
技能賞
タイガース 岡田宗芳 2
今節15打数6安打2得点3打点。
0 件のコメント:
コメントを投稿