2010年11月11日木曜日

12年秋 セネタースvsライオン 7回戦

11月14日 (日) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
0 0 0 0 1 0 2 1  0  4  セネタース 15勝25敗1分 0.375  野口明
0 0 1 0 0 0 0 3 1X 5  ライオン     15勝26敗      0.366  菊矢吉男


勝利投手 菊矢吉男  9勝10敗
敗戦投手 野口明   11勝14敗


二塁打 (ラ)坪内、鬼頭
三塁打 (セ)苅田 (ラ)大友


大友一明、サヨナラ三塁打


 1、2回ともに三者凡退のライオンは3回、一死後柳澤騰市が中前打、原一朗もセンター左に安打を放ち坪内道則の左翼線二塁打で1点を先制する。

 セネタースは初回は先頭の苅田久徳が三塁打、二回は1安打1四球、3回は苅田のヒットと2四球、4回は2四球といつ点を取ってもおかしくない展開であったが二つの併殺もあり無得点。ようやく5回、先頭の苅田が四球で出塁、一死後尾茂田叶の三ゴロが一塁に送球される隙を突いて苅田は三塁に進み中村民雄の左前タイムリーで1-1の同点とする。内野ゴロの間に三塁まで進む苅田の走塁は時々みかけるが、本日はファーストが守備に難のある煤孫伝であることを見越した上での走塁であろう。

 セネタースは7回、一死後苅田が四打席連続出塁となる四球から二盗、森口次郎の投ゴロをファースト煤孫が落球する隙に苅田は三塁に進み一死一三塁、苅田は完全に煤孫の守備を読んでいる。尾茂田が右前にタイムリーを放って2-1としてなお一三塁、尾茂田の二盗の際キャッチャー原が二塁に悪送球して3-1。8回には、家村相太郎四球、青木幸造の遊ゴロをショート中野隆雄がエラー、今岡謙次郎のタイムリー内野安打で4-1とリードを広げる。

 ライオンは8回裏、先頭の坪内左前打、大友一明左前打、鬼頭数雄左中間二塁打で2-4、セネタースはレフトに武田勝、ライトに浅岡三郎を入れる。鬼頭がピッチャー野口明からセカンド苅田への牽制に刺されて一死三塁、水谷則一四球から二盗、代打桜井七之助の遊ゴロの間に大友が還って3-4、菊矢吉男が右前にタイムリーを放って4-4の同点に追い付く。

 セネタースは9回三者凡退。ライオンは9回裏、先頭の坪内が四球で出塁、ここで大友一明が右中間にサヨナラ三塁打を放ってライオンが鮮やかなサヨナラ勝ちを収める。

 菊矢吉男は6安打8四球3三振の完投で9勝目をあげる。菊矢吉男、野口明の両エースが投げ合い、ライオンに守備の乱れが見られたものの両軍特徴を生かして加点し最後はサヨナラと見応えのある好ゲームであった。

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