2010年9月25日土曜日

12年秋 イーグルスvsタイガース 3回戦

10月6日 (水) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 1 1 0 0 0 0 4  イーグルス  10勝10敗1分  0.500  畑福俊英
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  タイガース   18勝3敗            0.857  西村幸生 若林忠志


勝利投手 畑福俊英 7勝7敗
敗戦投手 西村幸生 7勝2敗


二塁打 (イ)ハリス2、高橋


バッキー・ハリス、快打二発


 現在14連勝、遂に勝率を9割に乗せた猛虎タイガースにイーグルスが挑む。先発はイーグルスがここまで6勝の畑福俊英、タイガースがここまで7勝の西村幸生。

 イーグルスは初回、先頭の寺内一隆が四球で出塁、中河美芳が送って一死二塁、ここでバッキー・ハリスが左翼線に二塁打を放って1点を先制、続くサム高橋吉雄も左翼線に快打を放ち2-0とする。

 イーグルスは4回、先頭の高橋四球、小島茂男の三ゴロで高橋二進、杉田屋守の右前打をライト景浦が三塁に悪送球する間に高橋が還って3-0。5回は一死後寺内遊失、中河四球の一二塁からハリスが又も左翼線に二塁打を放って4-0とリードを広げる。

 畑福俊英は強打猛虎打線を散発4安打に抑えて4四球1死球6三振で完封。西村幸生と並びハーラートップに躍り出る。翌日の読売新聞は「畑福投手の緩急バライテイに富んだ巧みなピッチングに翻弄」と伝えている。イーグルスは5割に復帰、タイガースは14連勝でストップし、勝率9割ラインを割り込む。タイガースの14連勝は9月7日のタイガースvsイーグルス1回戦でイーグルスに敗れてからスタートし、イーグルスに敗れて終了することとなった。因みに9月7日も畑福と西村の投げ合いで畑福が投げ勝ったものであり、西村の2敗はイーグルス戦の2敗のみである。

 イーグルス4回の得点シーンを読売新聞は「一死後高橋二塁にある時杉田屋の二塁後方へのテキサス性飛球を景浦前進トンボを切って掴まんとしたが落球し、これを三塁へ悪投して高橋に得点を許したのは軽率の誹(そし)りを免れず、その際観衆のヤジに挑戦して悪評を買ったのは良い態度ではなかった。」と伝えている。景浦は9月17以降、10月3日に復帰するまで野手として出場していない。怪我のためだけでもなさそうなので(リリーフとしては登板している)どうもこのあたりに原因が隠されているのではないか。

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