9月23日 (木) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 計
0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 ライオン 4勝10敗 0.286 菊矢吉男
0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1X 2 名古屋 5勝7敗2分 0.417 木下博喜 田中実
勝利投手 田中実 1勝0敗
敗戦投手 菊矢吉男 2勝4敗
延長17回の死闘
名古屋は2回、三失に生きた小島茂男が白木一二の投ゴロで二塁に進み、芳賀直一の中前打で還って1点を先制する。ライオンは5回、一死後大友一明が四球で出塁、二死後鬼頭数雄が左翼に二塁打を放って1-1の同点とする。
名古屋先発の木下博喜は9回までライオン打線を1安打7四球5三振に抑える。木下のチェンジ・オブ・ペースはハマるとなかなか打てない。9月2日の対阪急2回戦でも石田光彦と投げ合い延長11回0対0で完投している。名古屋は10回から二番手に田中実を投入。
一方、ライオン先発の菊矢吉男は9回まで名古屋打線を5安打に抑える。菊矢は延長に入っても続投し、結局17回裏に石田政良にサヨナラヒットを浴びるまで投げ続ける。
延長戦に入って16回まで無安打に抑えられていた名古屋は17回裏、この回先頭の田中実が中前打を放って出塁、芳賀が送って桝嘉一四球、三浦敏一は遊ゴロに倒れるがトップに返り石田政良が右翼線に劇的なサヨナラヒットを放ち激戦に終止符が打たれる。
田中実は10回から7回まで8イニングを2安打4四球4三振無得点に抑えて今季初勝利。得意のロングリリーフというよりほぼ完投に等しい。ライオンは17回で3安打、名古屋も7安打で両軍長打無しという投手戦であった。
春季リーグ戦6月10日、阪急vs大東京(現ライオン)6回戦の延長16回2対2の引分け試合が公式戦における延長記録であったが、本日新記録を樹立する。試合開始14時30分、試合終了は17時11分、約2試合分が2時間41分で終了している。
*写真は延長17回の死闘を伝えるスコアブック
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