10月7日 (木) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
8 6 1 0 1 0 0 1 1 18 ジャイアンツ 15勝7敗 0.682 スタルヒン 青柴憲一
0 0 0 0 0 0 0 3 0 3 名古屋 6勝14敗2分 0.300 木下博喜 松尾幸造 田中実
勝利投手 スタルヒン 7勝2敗
敗戦投手 木下博喜 1勝5敗
セーブ 青柴憲一 3
二塁打 (ジ)水原2、山本、永澤、青柴 (名)三浦
三塁打 (名)石田
本塁打 (ジ)スタルヒン 1号、 筒井 1号、 水原 2号
水原茂5安打10塁打
ジャイアンツは初回、一死後筒井修四球、水原茂が左中間を抜く二塁打を放ち筒井が還って1点を先制。続く四番伊藤健太郎は力が入ったか三振、白石敏男四球、ワイルドピッチに永澤富士雄の遊ゴロをショート芳賀直一が失して2点追加、山本栄一郎のタイムリー二塁打で4-0、内堀の遊ゴロを又もや芳賀がエラー、スタルヒンが中前タイムリー、ここで名古屋は先発木下博喜を退け10月5日に登録されたばかりのルーキー松尾幸造が初登板、しかし前川死球、筒井四球、水原中前タイムリーと続いて打者13人の猛攻で一挙8点を先制する。
ジャイアンツは2回、永澤四球、内堀四球の二死一二塁でスタルヒンが右翼スタンドにスリーランホームラン、ここで松尾から田中実に交代、前川四球後筒井が左翼席にホームラン、続く水原も左翼ホームランで続き一イニング3本塁打の新記録を樹立して14-0とする。
ジャイアンツはこの後も4点を追加、名古屋は8回、桝嘉一の三塁打をきっかけに大沢清の右前タイムリーと田中実の2点タイムリーで3点を返すが焼け石に水、ジャイアンツが18対3で圧勝する。水原茂は6打数5安打4得点4打点、二塁打2本、本塁打1本で10塁打を記録する。スタルヒンも4打点、筒井修が3打点。
9月12日に後楽園球場が開場して以来、全部で40本のホームランが出たが、その内33本が後楽園球場で飛び出している(西宮で6本、甲子園で1本)。両翼78メートルの球場で樹立された一イニング3本塁打よりも、昨日両翼110メートルの甲子園で放った中村信一のホームランの方が価値は高いのではないか。後楽園のホームランも甲子園のホームランも1本は1本としてしか記録されていないが、中身を吟味して分析しなければ何の価値も持たないのではないか。
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