2010年9月11日土曜日

12年秋 ジャイアンツvsタイガース 3回戦

9月25日 (土) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 ジャイアンツ   9勝6敗  0.600 澤村栄治
0 2 0 0 1 0 0 2 X 5 タイガース   13勝2敗  0.867 西村幸生


勝利投手   西村幸生 6勝1敗
敗戦投手 澤村栄治 2勝3敗


タイガース、澤村を攻略


ジャイアンツは立ち直りの気配が見える澤村栄治が先発、一方タイガースは今や不動のエースと言ってもよい西村幸生が先発。

 ジャイアンツは初回、先頭の白石敏男が左越えに二塁打、筒井修が送って水原茂の左犠飛で1点を先制。負傷欠場の中島治康に代わって四番に入る前川八郎四球、伊藤健太郎が左中間に二塁打を放って2-0と先制する。

 タイガースは2回、先頭のカイザー田中義雄が右翼線安打で出塁、澤村キラー藤井勇が左中間に二塁打を放って田中が還り1-2、伊賀上良平も左前タイムリーで続いて2-2の同点とする。更に5回、先頭の山口政信が左前打で出塁、一死後藤井、伊賀上が連続四球、御園生崇男の一ゴロの間に田中が還って3-2と1点を勝ち越す。

 タイガースは8回、一死後西村が左中間に二塁打、岡田宗芳が四球でつなぎ松木謙治郎が右前タイムリーを放ち4-2、岡田も松木のヒットで三塁に進み本堂保次の中犠飛で5-2とする。

 西村幸生は2回以降立ち直り6安打2四球3三振の完投で6勝目、ハーラートップに躍り出る。タイガースは完全に澤村攻略に成功、ようやく半年前に行った投手を一尺手前から投げさせる打撃練習の効果があらわれる。本日の打点も松木、本堂、藤井、伊賀上、御園生と三四番の前後であげており、どこからでも点が取れる。早くも秋季リーグ戦の主導権を握ることとなった。

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