2010年9月18日土曜日

12年秋 金鯱vsセネタース 1回戦

10月2日 (土) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
0 0 0 1 0 1 0 0  0  2  金鯱            9勝8敗         0.529  古谷倉之助 鈴木鶴雄
0 0 0 0 0 0 1 1 1X 3  セネタース  6勝10敗1分 0.375  野口明


勝利投手 野口明   5勝6敗
敗戦投手 鈴木鶴雄 3勝3敗


二塁打 (金)黒澤 (セ)苅田


島秀之助、生涯唯一のホームラン


 金鯱は4回、一死後島秀之助が右翼スタンドに飛び込むホームランを放ち1点を先制する。島は秋季リーグ戦に入って好調を持続しておりここまで60打数21安打、打率3割5分でバットマンレース第2位につけている。しかしながら21安打で21塁打、すなわち秋季リーグ戦で放ったヒットは全てシングルヒットである。両翼78メートルの後楽園球場ならではのホームランと言えるであろう。名審判として名高い島秀之助が選手として公式戦に残した唯一のホームランである。

 金鯱は6回、先頭の島が右前打で出塁、矢野槇雄が送って勝負強い小林利蔵が中前にタイムリーを放ち2-0とする。

 セネタースは7回、一死後中村民雄が右前打、大貫賢、伊藤次郎連続四球で一死満塁、ここで家村相太郎に代わって浅岡三郎が代打に起用されるが投ゴロで三走中村民は本封、二死満塁から横沢七郎に代わる代打北浦三男が押出し四球を選んで1-2。更に8回、一死後苅田久徳が左前打から盗塁、尾茂田叶の三ゴロが野選を誘い尾茂田二盗で一死二三塁、中村民三振後、大貫賢四球、伊藤が押出し四球を選んで2-2の同点。

 セネタースは9回裏、先頭の今岡謙次郎が左前打で出塁するがキャッチャー相原輝夫からの牽制に刺されて一死無走者、野口明が内野安打で出塁するが中村信一の投ゴロで野口は二封、中村はここで二盗に成功、直後に苅田が左中間を破るサヨナラ二塁打を放ってセネタースが土壇場でうっちゃる。


*写真は島秀之助が第2打席で現役時代唯一のホームランを打ったシーン

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