2010年9月5日日曜日

12年秋 金鯱vsイーグルス 1回戦

9月22日 (水) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 1 7 2 4 0 0  14  金鯱             6勝6敗  0.500  古谷倉之助
0 0 0 0 0 3 0 0 0  3    イーグルス   7勝6敗  0.538  藤野文三郎 松本操 畑福俊英 望月潤一


勝利投手 古谷倉之助 4勝2敗
敗戦投手 畑福俊英   5勝4敗


二塁打 (金)矢野、小林利、小林茂 (イ)ハリス2
三塁打 (金)相原


バッキー・ハリス、4補殺を記録


 主審・二出川延明、塁審・横沢三郎、金政卯一、セネタース監督を辞した横沢三郎審判のデビューとなる。イーグルスは五番セカンドに小島利男が登場、ハリス・高橋・小島の強力クリーンナップトリオが形成された。

 3回まで古谷倉之助、藤野文三郎の投げ合いで両軍無得点。金鯱は3回、江口行男の四球と矢野槇雄の右前打で一死一三塁、ここで矢野が無謀にも二盗を試みるがバッキー・ハリスの強肩の前に敢え無くタッチアウト。

 金鯱は4回、小林利蔵、小林茂太の連続二塁打で1点を先制。イーグルスピッチャーは藤野から松本操に交代、小林茂はハリスの二塁牽制に刺されて一死無走者、瀬井清四球、相原輝夫死球、古谷のレフトライナーに瀬井が飛び出し封殺。

 金鯱は5回、佐々木常助、江口行男連続四球、ピッチャーは松元から畑福俊英に交代、ここで又もハリスの二塁牽制に佐々木がタッチアウト。島秀之助中堅左にヒット、矢野遊失で一死満塁、小林利が押出し四球を選んで2-0。小林茂の一塁線内野安打で3-0、瀬井が左翼線に2点タイムリーを放ち5-0、相原が右中間に三塁打を放って7-0、ピッチャーは早くも四人目の望月潤一に交代、佐々木の二失で1点を加えてこの回一挙7点。6回も島、矢野の連続四球に重盗から小林利の右犠飛と小林茂の二ゴロで2点を追加。

 イーグルスは6回、ハリスが左中間に二塁打、サム高橋吉雄左前打、小島利男右前タイムリーとクリーンナップ三連打、中河美芳の遊ゴロで高橋が還り、パスボールで小島も還って3点を返す。しかし金鯱は7回、2四球に古谷、江口、島、小林茂のヒットを絡めて4点を追加し、14対3で圧勝する。

 敗れはしたもののバッキー・ハリスは5回の挟殺プレイにも絡んで4補殺を記録する。恐らく伝説の座ったままの牽制が威力を発揮したのであろう。

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