9月29日 (水) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 金鯱 9勝7敗 0.563 中山正嘉 松元三彦
4 4 0 3 0 0 0 0 X 11 タイガース 15勝2敗 0.882 御園生崇男 藤村富美男
勝利投手 御園生崇男 3勝0敗
敗戦投手 中山正嘉 1勝2敗
二塁打 (タ)藤井
本塁打 (タ)田中 1号、2号、 山口1号
猛虎、金鯱に圧勝
ここ四試合でチーム打率3割4分8厘、36得点をあげて二位に浮上した金鯱が首位タイガースに挑む。
タイガースは初回、先頭の松木謙治郎中前打、一死後伊賀上良平の右前打で松木は三塁に進み伊賀上二盗後山口政信四球で一死満塁、藤井勇は遊飛に倒れるが、カイザー田中義雄が左越えにグランドスラムを放って4-0と先制する。
タイガースは2回、一死後岡田宗芳が四球で出塁、ワイルドピッチで岡田が二進、松木の内野安打で一死一三塁、本堂保次四球で一死満塁、伊賀上の中犠飛で5-0、更に山口が右翼にスリーランホームランを叩き込んで8-0とする。
タイガースは4回、一死後伊賀上四球、二死後藤井勇が左中間にタイムリー二塁打を放ち9-0、田中がこの日二本目のホームランを放って11-0とリードを広げる。金鯱は7回に安永正四郎のヒット、ワイルドピッチ、二番手キャッチャー村田信一の中犠飛で1点を返すが焼け石に水。
タイガースは春季リーグ戦の大詰めで手痛い二試合連続完封負けを喫した中山正嘉を粉砕して溜飲を下げる。翌日の読売新聞の見出しは「猛虎猛り狂う」。この頃から新聞誌上に「猛虎」の二文字見られるようになる。タイガースはこれで11連勝。
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