2013年2月12日火曜日

15年 名古屋vsジャイアンツ 9回戦 満州リーグ


8月17日 (土) 大連 満倶球場

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
1 0 0 0 0 0 0 1 0   2  名古屋        38勝27敗5分 0.585 岡本敏男 大沢清 河村章
0 0 5 0 7 0 0 0 X 12 ジャイアンツ 48勝20敗 0.706 澤村栄治
 
勝利投手 澤村栄治 6勝0敗
敗戦投手 岡本敏男 1勝1敗

二塁打 (名)村瀬 (ジ)中島、白石2、呉、川上

勝利打点 中島治康 8


先発全員得点

 名古屋は初回、先頭の石田政良が四球で出塁、村瀬一三が左翼線にタイムリー二塁打を放って1点を先制する。更に大沢清が右前打で続いて無死一三塁、ここでピッチャー澤村栄治からの一塁牽制で大沢はタッチアウト、吉田猪佐喜は三振、桝嘉一は中飛に倒れる。

 ジャイアンツは3回、先頭の吉原正喜が四球で出塁、澤村の投ゴロは「1-6-3」と渡ってダブルプレー、トップに返り呉波が右前打、水原茂が中前打、川上哲治が四球を選んで二死満塁、中島治康が右翼線に逆転二塁打を放って2-1、白石敏男が四球を選んで再度二死満塁、千葉茂が中前に2点タイムリーを放って4-1、白石は三塁に進んで二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて5-1とする。

 名古屋は4回から先発の岡本敏男に代えてファーストの大沢清をマウンドに送る。

 ジャイアンツは5回、先頭の川上が四球で出塁、中島は遊飛に倒れるが白石が左翼線にタイムリー二塁打を放って6-1、バックホームの間に白石は三塁に進み、千葉の左前タイムリーで7-1、平山菊二が左前打を放って一死一二塁、吉原の三ゴロをサード芳賀直一が二塁に送球するがセーフ、野選となって二死満塁、澤村の一ゴロをファースト三浦敏一がエラーする間に千葉が還って8-1、トップに返り呉が右中間に二塁打を放って10-1、水原は三ゴロに倒れて二死二三塁、川上が右中間に二塁打を放って12-1とする。

 名古屋は7回から大沢に代えて三番手として河村章をマウンドに送る。河村は2回をパーフェクトリリーフに抑える。
 

 ジャイアンツ先発の澤村栄治は初回に2安打を許したが上述のとおり大沢を牽制球で刺して立ち直った。2回以降8個の四球を許したが無安打に封じ込んだ。終盤は疲れが出たか、8回は先頭の石田から村瀬、大沢に3連続四球を与えて無死満塁のピンチを招くが11点のリードがあり、吉田を遊ゴロ併殺に打ち取る間に三走石田の生還で2点目を許したが岩本章を三ゴロに打ち取る。9回も先頭の木村進一、三浦敏一に連続四球を与えて無死一二塁とするが、芳賀直一を中飛、服部受弘を遊邪飛、石田を左直に打ち取り、結局、2安打9四球4三振の完投で6勝目をあげる。

 ジャイアンツ打線は万遍なく打ちまくり、澤村を除く先発全員安打で先発全員得点を記録した。







                 *澤村栄治は2安打完投で6勝目をあげる。













     *先発全員得点を記録したジャイアンツ打線。








 

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