8月20日に哈爾濱(ハルビン)八區球場と撫順永安豪球場で帯同試合が行われました。
満州リーグにおける帯同試合は二氏審判制で行われている。12日の安東帯同試合、13日の撫順帯同試合、15日の吉林帯同試合は何れも金政卯一、川久保喜一の両氏審判で行われた。満州日日新聞には安東と吉林では主審金政卯一、塁審川久保喜一の組合せと書かれていますが、撫順では組合せが書かれていませんので分かりません。
哈爾濱・八區球場ではセネタースvs名古屋戦が午後4時25分に試合開始。主審は倉信雄、塁審は川久保喜一の両氏審判で行われた。名古屋は河村章が先発して延長10回を完投。セネタースは小林茂太が先発、5回を1点に抑えて6回から西岡義晴が登板して延長戦まで粘ったが10回裏に桝嘉一にサヨナラヒットを打たれ、名古屋が3A対2がセネタースを降した。セネタースはエース野口二郎が肩に故障を抱えて台所事情が苦しいとあって野手二人がマウンドに上がった。
撫順・永安豪球場ではジャイアンツvs阪急戦が午後5時ちょうどに試合開始。杉村正一郎、金政卯一の両氏審判で行われたが組合せが書かれていないのでどちらが球審を務めたかは不明です。ジャイアンツは泉田喜義が先発したが初回、中島喬が四球、田中幸男、フランク山田伝が連打、森田定雄が四球、日比野武がヒットで阪急が2点を先制。2回から中尾輝三が登板して8回まで無失点に抑えた。阪急は浅野勝三郎が先発して完封、2A対0で阪急がジャイアンツを降した。
帯同試合はスコアブックが残されていませんので満州日日新聞の記事に従ってお伝えしております。
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