2013年2月8日金曜日

15年 タイガースvs阪急 9回戦 満州リーグ


8月14日 (水) 奉天 満鉄球場

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 1 0 0 0 0  1 タイガース 38勝25敗3分 0.603 若林忠志
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 阪急          37勝25敗4分 0.597 浅野勝三郎

勝利投手 若林忠志  14勝10敗
敗戦投手 浅野勝三郎 4勝5敗

二塁打 (タ)堀尾、伊賀上


阪急打線4併殺を喫す

 タイガースはこのところ調子を上げてきている若林忠志が先発、ダブルヘッダーの第二試合となる阪急は浅野勝三郎が先発する。

 タイガースは初回、先頭のジミー堀尾文人が左前打を放つが後続なし。2回、先頭の伊賀上良平が左越えに二塁打、松木謙治郎が四球を選び、宮崎剛が送って一死二三塁、しかし若林は遊飛、森国五郎は二ゴロに倒れて無得点。4回も先頭のカイザー田中義雄が遊失に生き、伊賀上の三塁内野安打で無死一二塁、しかし田中がキャッチャー日比野武からの牽制球に刺され、松木は一飛、宮崎は中飛に倒れてここまで無得点。

 タイガースは5回、二死後堀尾が右中間に二塁打、皆川定之が中前に決勝のタイムリーを放って1-0とする。

 タイガースの7安打に対して阪急も7安打を放つが、2回、3回、8回、9回、と4度の併殺に泣いた。すなわち、2回は一死後山下好一が右前打で出塁するが森田定雄の投ゴロが「1-4-3」と渡ってゲッツー。3回は先頭の日比野がピッチャー強襲ヒット、伊東甚吉が送って一死二塁、浅野の三塁内野安打で一死一三塁、しかし西村正夫の投飛に三走日比野が飛び出してゲッツー、シチュエーションから西村のスクイズ失敗の可能性が高い。8回、一死後西村が四球で出塁、下村豊が右前にヒットを放って一死一二塁、しかしフランク山田伝の一邪飛に三走西村が飛び出してゲッツー。9回、一死後山下好一が右前打で出塁、森田の投ゴロをピッチャー若林が二塁に送球するがセカンド宮崎が落球して一死一二塁、しかし日比野の投直が若林から二塁ベースカバーのショート皆川に送られて4つ目の併殺を完成させる。


 若林忠志は7安打2四球1三振で今季4度目の完封、13勝目をあげる。若林は11日に続いて阪急戦2試合連続完封となった。前回は試合時間56分の最短記録を樹立したが、本日は午後5時33分開始、6時48分終了で1時間15分であった。






                   *若林忠志は今季4度目の完封。




















 

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