2013年2月4日月曜日

15年 ライオンvs南海 9回戦 満州リーグ


8月14日 (水) 大連 満倶球場

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 0 0 0 1 0 2 0 0  0   0  3 ライオン 16勝43敗4分 0.271 近藤久 福士勇
0 0 0 0 0 0 3 0 0  0   0  3 南海      17勝44敗5分 0.279 政野岩夫

二塁打 (南)藤戸
三塁打 (南)木村

勝利打点 なし


最下位攻防戦

 現在16勝43敗3分のライオンは16勝43敗7分の金鯱と勝率2割7分1厘で並んで同率最下位。本日は17勝44敗4分で勝率2割7分9厘の七位南海との最下位攻防戦となった。

 ライオンは初回、坪内道則が四球で出塁するが盗塁失敗。一方、南海も1回裏、先頭の国久松一が四球で出塁するが一死後岡村俊昭の投ゴロは「1-6-3」と渡ってゲッツー。

 ライオンは5回、一死後加地健三郎が四球で出塁、鬼頭政一が中前打で加地が三塁に進み一死一三塁、近藤久の中犠飛で1点を先制する。

 ライオンは7回、先頭の鬼頭数雄が左前打で出塁、戸川信夫が四球を選んで無死一二塁、広田修三が投前に送りバントを決めて一死二三塁、加地が中前に2点タイムリーを放って3-0と突き放す。

 南海は7回裏、先頭の岩本義行が左前打で出塁、吉川義次も左前打で続いて無死一二塁、清水秀雄は一飛に倒れるが木村勉が右中間に三塁打を放って2-3、ライオンベンチはここで先発の近藤から福士勇にスイッチ、しかし上田良夫が中前に同点タイムリーを放って3-3と追い付く。

 ライオンは8回、玉腰年男の右前打と戸川の中前打で二死一二塁とするが広田は投ゴロに倒れる。更に10回、先頭の坪内が四球を選んで出塁、村上重夫が送りバントを決めて一死二塁、しかし玉腰は二ゴロ、鬼頭は投ゴロに倒れる。翌日の読売新聞によると鬼頭の投ゴロはセーフティバントだったとのこと。

 南海は10回裏、一死後藤戸逸郎が右中間に二塁打を放ってサヨナラのチャンスを迎える。しかし岡村は二飛、岩本は敬遠で二死一二塁、吉川は遊飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 ライオンは11回、先頭の戸川が中前打で出塁、広田は三振に倒れるが加地が四球を選んで一死一二塁、しかし鬼頭(弟)は二ゴロ、福士は遊ゴロに倒れてライオンの勝ちは無くなる。


 福士は南海最終回の攻撃を三者凡退に退けて3対3の引分けに終わる。福士は4回3分の2を投げて4安打1四球1三振無失点と連日の好投を見せた。政野岩夫は11回を完投して7安打7四球3三振のピッチングであった。

 実力伯仲の両チームによる熱戦は延長11回引分けに終わった。





               *実力伯仲の両チームは3対3で引き分けた。
















 

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