2013年2月12日火曜日

満州リーグ エトセトラ ⑤



 満州リーグは南満州鉄道を利用しての北へ南への移動で知られています。満州リーグも過半数を超えて後半戦に突入しましたので、7月31日~8月16日までの各チームの移動距離をご報告させていただきます。大連から北へ鞍山まで300キロ、鞍山から奉天まで100キロ、奉天から新京まで300キロ、鞍山から安東まで200キロ、奉天から撫順まで50キロ、新京から吉林まで100キロとして計算しています。


一位 ジャイアンツ 4,400キロ
二位 金鯱              3,300キロ
三位 タイガース    3,250キロ
四位 イーグルス    3,100キロ
四位 阪急              3,100キロ
六位 南海              2,700キロ
六位 ライオン         2,700キロ
八位 セネタース     2,300キロ 
九位 名古屋          1,800キロ



 ジャイアンツには帯同試合のためだけに移動した大連-吉林間の往復1,600キロが含まれています。この表を見る限りジャイアンツや上位チームを優遇してスケジュールが組まれていた訳ではないことが分かります。尤も満州リーグ序盤戦は雨のため中止が相次ぎ、ジャイアンツを中心にスケジュールを組む程の余裕はありませんでしたが。





 

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