8月20日 (火) 大連 満倶球場
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 金鯱 18勝45敗7分 0.286 中山正嘉
0 0 0 0 0 0 0 0 3X 3 イーグルス 33勝32敗4分 0.508 長谷川重一
勝利投手 長谷川重一 9勝5敗
敗戦投手 中山正嘉 11勝22敗
二塁打 (金)竹林
三塁打 (イ)太田、中河
勝利打点 杉田屋守 1
逆転サヨナラ
3回まで無安打の金鯱は4回、先頭の五味芳夫の三前セーフティバントが内野安打、サード木下政文の一塁悪送球が加わって無死二塁、漆原進の投前送りバントを一塁ベースカバーのセカンド岡田福吉が落球して無死一三塁、絶好調・濃人渉が中前にタイムリーを放って1点を先制、パスボールと森田実の四球で無死満塁、室脇正信の二ゴロをセカンド岡田がバックホームするがセーフ、野選が記録されて2-0とする。続く佐々木常助の三ゴロで三走濃人は本封、松元三彦の中飛で三走室脇正信脇はタッチアップからホームを狙うがセンター岩垣二郎からのバックホームにタッチアウト、ダブルプレーとなってスリーアウトチェンジ。
金鯱先発の中山正嘉は8回まで長谷川重一の右翼線ヒットと岩垣の左前打2本に抑えて無失点。イーグルス先発の長谷川も5回以降9回まで金鯱打線を3安打無失点に抑える。
イーグルスは9回裏、先頭の岡田は二飛に倒れるが岩垣が四球で出塁、太田健一が左中間に三塁打を放って1-2、中河美芳も右翼線に三塁打を放って2-2の同点、杉田屋守がピッチャー頭上を抜くヒットを放ってイーグルスが劇的な逆転サヨナラ勝ち。
イーグルスのスタメンライトは玉腰忠義であったが7回の第三打席で太田が代打に起用されてそのままライトに入る。スタメンレフトの谷義夫にも7回の第三打席で杉田屋が代打に起用されてそのままレフトに入る。途中出場の二人がイーグルスのサヨナラ勝ちに貢献した。
翌日の満州日日新聞によると杉田屋守のサヨナラ打は「杉田屋のバントは飛球となりながらも幸運にも投手の頭上を越えて落ち」とのことで、スクイズが小飛球になったがピッチャー後方に落ちたようである。
*長谷川重一は5安打完投で9勝目をあげる。中山正嘉も8回3分の1を完投して5安打に抑える好投を見せた。
*逆転サヨナラ勝ちのイーグルス打線。
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