今節はタイガースが3勝0敗、ジャイアンツが3勝0敗、阪急が4勝1敗、南海が1勝1敗1分、イーグルスが1勝1敗、金鯱が1勝2敗、名古屋が1勝3敗、セネタースが1勝4敗、ライオンが0勝3敗1分であった。16日から皮製ボールが導入されて活発な打撃戦が展開されたことから、週間MVPの打撃部門に5人が選出される活況を呈した。
週間MVP
投手部門
阪急 石田光彦 1
12日の名古屋戦は3安打、16日の南海戦は7安打に抑えて今節2試合連続完投勝利。
ジャイアンツ 澤村栄治 2
12日のライオン戦は4安打、17日の名古屋戦は2安打に抑えて今節2試合連続完投勝利。
タイガース 藤村隆男 1
17日のライオン戦で5安打完封。これでプロ入り初勝利となった8日のライオン戦に続いて2試合連続完封。
打撃部門
阪急 山下好一 1
今節20打数8安打1得点2打点2四球3盗塁、二塁打1本、三塁打1本の活躍。
タイガース ジミー堀尾文人 1
今節13打数7安打4得点3打点1四球1盗塁、二塁打2本、本塁打1本の活躍。
金鯱 濃人渉 2
今節11打数5安打2得点4打点2四球1盗塁、二塁打3本の活躍。
金鯱 古谷倉之助 1
16日のセネタース戦で3打席連続二塁打を放つなど今節10打数5安打2得点、二塁打3本の活躍。
ジャイアンツ スタルヒン 1
13日のセネタース戦で5打数5安打3得点6打点、二塁打2本を記録する。この試合は再生ボールであったか皮製ボールであったかは不明である。
殊勲賞
ライオン 福士勇 1
12日のジャイアンツ戦で3回途中から登板して5回3分の2を投げて9三振を奪う。
南海 伊藤経盛 1
17日のセネタース戦で九番ながら3打数2安打2得点1打点で南海の全得点機に絡む活躍。清水秀雄が先発したためファーストに起用されたチャンスをものにする。
阪急 森田定雄 1
16日の南海戦で3打数3安打2得点2四球で5打席連続出塁を記録、“最も無名の最強打者”としての本領を発揮する。
敢闘賞
タイガース 伊賀上良平 1
今節9打数6安打1得点3打点2四球1盗塁、二塁打1本の活躍。
金鯱 松元三彦 1
今節12打数5安打1打点、二塁打1本の活躍。
技能賞
セネタース 佐藤武夫 1
13日の金鯱戦で9回に五味芳夫の二盗を刺して2対1の勝利に導く。
名古屋 桝嘉一 1
16日のライオン戦で5打席1打数1安打3得点3四球1死球、5打席連続出塁を記録する。
タイガース 皆川定之 1
17日のライオン戦でダブルスチールの走者二人に刺殺と補殺を記録する。7回、無死一三塁で一走戸川信夫がスタートするがキャッチャーカイザー田中義雄からの送球を受けた皆川がタッチしてアウト、三走鬼頭数雄もホームを突くが皆川が返す刀で本塁に送球してタッチアウト。
阪急 黒田健吾 1
今節19打数1安打と不振ながら14日のセネタース戦と16日の南海戦で勝利打点を記録する。
0 件のコメント:
コメントを投稿