2011年2月4日金曜日

13年春 名古屋vsジャイアンツ 4回戦

6月27日 (月) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 3 0 0 0 2 0 0 0 6 名古屋       8勝19敗 0.296 繁里栄 松尾幸造 西沢道夫
2 0 0 0 0 0 4 1 X 7 ジャイアンツ 19勝7敗    0.731 川上哲治 前川八郎 スタルヒン


勝利投手 前川八郎 5勝2敗
敗戦投手 西沢道夫 1勝2敗
セーブ    スタルヒン 1


二塁打 (名)桝 (ジ)水原
三塁打 (ジ)千葉


ジャイアンツ、大逆転


 名古屋は初回、先頭の桝嘉一が左中間に二塁打、鈴木秀雄四球、一死後白木一二が左翼線にタイムリーを放って1点を先制する。

 ジャイアンツは1回裏、呉波、水原茂が連続四球、伊藤健太郎の右前打で無死満塁、中島の遊ゴロで伊藤が二封される間に呉が還って1-1の同点、繁里栄がワイルドピッチを犯して水原が生還し2-1と逆転。

 名古屋は2回、一死後繁里が中前打で出塁、代走に田中実を起用、石田政良がセーフティバントを決めて一死一二塁としてジャイアンツ先発川上哲治をKO。代わった前川八郎から桝が四球を選び無死満塁、一死後大沢清が中前に2点タイムリーを放ち、この打球をセンター呉が失する間に一走桝も還って4-2と逆転する。なお二死二塁で続く白木も中前にヒットを放つが今度は呉が強肩で二走大沢を刺してチェンジ。名古屋としては呉がエラーした後だけに鈍足大沢清を回したのだろうが呉の肩と大沢の足を天秤にかけたら自重するべきではなかったか。

 名古屋は2回から早くも二番手に松尾幸造を投入、松尾は6回まで1安打無失点の好投を見せる。

 名古屋は6回、この回先頭の三浦敏一の遊ゴロをショート白石敏男がエラー、村瀬一三四球で無死一二塁、松尾の投ゴロをピッチャー前川が三塁に悪送球する間に三浦が還って5-2、桝四球で満塁、鈴木の一ゴロの間に村瀬が還ってこの回無安打で2点を追加して6-2とする。松尾の調子から勝負あったかに見えたが勝負は下駄を履くまで分からない。

 ジャイアンツは7回、この回先頭の吉原正喜が左前打で出塁、前川四球、一死後水原が左翼線にタイムリー二塁打を放って3-6、二死後中島治康が右前に2点タイムリーを放って5-6、更に千葉茂が左中間に三塁打を放って6-6の同点に追い付く。

 名古屋は8回から三番手に西沢道夫を投入、しかしジャイアンツはこの回先頭の永澤富士雄が四球で出塁、吉原が送って前川中前打で一死一三塁、トップに返り呉は三飛に倒れるが水原四球で二死満塁、ここで伊藤に代えて久々登場の三原脩が代打で登場、三原は押出し四球を選んでジャイアンツが7-6と逆転する。ジャイアンツは最終回、スタルヒンを投入して逃げ切り見事な逆転勝利をおさめる。

 川上哲治は本日もKOといいところが無かった。同期の千葉と吉原は二週続けて週間MVPの活躍であり、そろそろクビを覚悟している頃か。

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