2011年2月5日土曜日

13年春 ライオンvsセネタース 4回戦

6月28日 (火) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 1 0 2 0 0 0 0 0 5 ライオン     7勝19敗      0.269 菊矢吉男 近藤久
2 6 0 1 0 0 0 0 X 9 セネタース 11勝15敗1分 0.423 浅岡三郎


勝利投手 浅岡三郎 6勝7敗
敗戦投手 菊矢吉男 7勝13敗


二塁打 (ラ)大友、菊谷、水谷 (セ)磯野、尾茂田2、北浦


磯野政次が猛打賞


 ライオンは初回、二死から桜井七之助が四球で出塁、四番大友一明が中越えにタイムリー二塁打を放って1点を先制、室井豊右前打、菊矢吉男が左翼線にタイムリー二塁打を放ち2-0とする。

 セネタースは1回裏、一死後伊藤次郎が中前打で出塁、二死後尾茂田叶が中前にヒット、これを名手坪内道則が後逸する間に伊藤が還り1-2、綿貫惣司が中前にタイムリーを放って2-2の同点に追い付く。

 ライオンは2回、一死後柳澤騰市が四球で出塁、坪内の投ゴロをピッチャー浅岡三郎がエラー、水谷則一四球で一死満塁、桜井の中犠飛で3-2とする。

 セネタースは2回裏、一死後横沢七郎の二ゴロをセカンド大友がエラー、磯野政次の右翼線二塁打で一死二三塁、苅田久徳の右犠飛で3-3の同点、伊藤が左前にタイムリーを放ち4-3と逆転して伊藤は二盗、北浦三男が中前にタイムリーを放ち5-3として北浦は送球の間に二塁に進む。尾茂田叶が右翼線に二塁打を放ち6-3として菊谷をKO、二番手の近藤久から綿貫が中前にタイムリーを放ち7-3として綿貫は送球の間に二進、浅岡が左翼線にタイムリーを放ち8-3として浅岡は送球の間に二塁に進み、青木幸造が二飛に倒れてセネタースの攻撃は6点で終了する。

 ライオンは4回、柳澤がピッチャー強襲ヒット、坪内の投ゴロは二塁に送球されるがセカンド苅田がこれをエラー、水谷が2点タイムリー二塁打を放ち5-8とするがセネタースはその裏、伊藤が遊失に生き、北浦が左越え二塁打、一死後綿貫の三ゴロの間に伊藤が還り9-5とする。

 ライオンは菊矢吉男の乱調が誤算であったがリリーフ近藤久は6回3分の1を2点に抑え二試合連続の好投で復調の兆しを見せる。

 セネタースは綿貫惣司と磯野政次が猛打賞。浅岡三郎は8安打5四球2三振の完投で6勝目をあげる。

 好調を続けていた苅田久徳はこの日5打数無安打(昭和13年当時は犠牲フライは記録されておらず、当ブログで右犠飛とお伝えしている2回の右飛は公式記録では凡打として記録されています。)、今季通算104打数31安打、打率2割9分8厘と3割を割り込むこととなった。

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