2011年2月15日火曜日

13年春 タイガースvsイーグルス 5回戦

7月13日 (水) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 4 0 0 1 5 タイガース  25勝5敗         0.833 西村幸生
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 イーグルス 18勝13敗1分 0.581 亀田忠 望月潤一


勝利投手 西村幸生 10勝3敗
敗戦投手 亀田忠   12勝7敗


二塁打 (タ)景浦
三塁打 (タ)藤村


西村幸生、完投で10勝目


 序盤戦は西村幸生、亀田忠の投げ合いが続く。タイガースは初回一死後藤村富美男が中前打からパスボールで二塁に進むが山口政信、景浦将が連続三振。2回は松木謙治郎が中前打で出て無死一塁とするが伊賀上良平と西村が三振。5回も先頭のカイザー田中義雄が右前打で出塁するが二死から本堂保次三振。亀田はここまで3安打5三振3四球無失点。

 イーグルスは初回、中根之遊失、バッキー・ハリス左前打で一死一二塁とするが亀田は遊ゴロ併殺打。2回も中河美芳の右前打と辻信夫が四球で出塁するが杉田屋守、山田潔、漆原進がいずれも遊ゴロに打ち取られる。3回は寺内一隆二直、中根投ゴロ、ハリス遊ゴロ。4回は亀田、中河、杉田屋がいずれも二ゴロに倒れる。西村のボールはよく動いているようでほとんど内野ゴロに打ち取っている。

 タイガースは6回、この回先頭の藤村が四球で出塁、山口の遊ゴロをショート山田が一塁に悪送球、景浦が左翼線にタイムリー二塁打を放って1-0と先制、松木の右前タイムリーで3-0、伊賀上の中前打で無死一三塁として難敵亀田忠をKO、二番手に望月潤一が登場する。田中が望月の代わりばなを捕えて右前にタイムリーを放ち4-0、しかし西村中飛、岡田宗芳三邪飛、本堂遊ゴロで追加点はならず。

 イーグルスは7回、辻四球、漆原中前打で無死一二塁から岡田と松木のエラーで1点を返して1-4。

 望月潤一は7回、8回と三者凡退に抑えて9回も二死を取るが本堂右前打、藤村右中間三塁打で1点を献上し、タイガースが5対1で快勝してマジックを2とする。

 西村幸生は7安打6四球2三振と相変わらず走者を出しながら要所を抑えるピッチング、完投で今季10勝目をあげる。

4 件のコメント:

  1. 望月は5月21日以来、1.5か月ぶりの登板ですね。また、タイガース戦です。負けパターンのリリーフですが、先回同様、まずまずの内容ですね。登板回数は少ないですが、着実に力は付けてきたように思うのですが。それにしても、このシーズンの
    亀田さんのピッチングは素晴らしいですね。連投もものともせずにタフですし。同じはハワイ出身の古川さんもいいですね。

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  2.  望月投手は十分通用する力を付けているようです。あとは経験だけです。

     イーグルスは昨年の畑福俊英、今季の亀田忠と大黒柱が投げまくるという特徴がありますが、これは実質的経営者である河野安通志の影響ではないかと思います。

     河野は早稲田大学の第1回アメリカ遠征で投げまくりかの地で「アイアン・コーノ」と呼ばれた明治時代の大投手であり、エースはかくあるべきという信念を持っていたのではないかと思います。

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  3. 河野安通志ですか。ちょっと勉強しておきます。

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  4.  河野安通志は球界主流人脈からは外れていますので資料を探すのは大変かもしれません。書籍では「幻の東京カッブス」「もうひとつのプロ野球」「鈴木龍二回顧録」が参考になるかと思います。

     当ブログで引用させていただいている読売新聞の記事は野球体育博物館の図書室で誰でも閲覧できる当時のスクラップブックのコピー版ですが、この原本は河野がスクラップしていたものを河野の死後鈴木龍二が買い取り野球体育博物館に寄贈したものです。

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