6月26日 (日) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 2 0 1 0 1 0 4 セネタース 10勝14敗1分 0.417 遠藤忠二郎 金子裕
0 0 0 1 2 0 2 1 X 6 タイガース 18勝4敗 0.818 西村幸生 御園生崇男
勝利投手 御園生崇男 7勝1敗
敗戦投手 金子裕 4勝4敗
二塁打 (セ)遠藤、北浦、綿貫 (タ)田中
三塁打 (タ)本堂
西村、御園生の豪華リレー
セネタースは初回、一死後伊藤次郎左前打、尾茂田叶右前打で一二塁とするが、四番家村相太郎の二直に尾茂田が飛び出しゲッツー。続く2回、遠藤忠二郎右前打、綿貫惣司三振の一死一塁で久々登場の佐藤武夫が三ゴロ、5-4-3と渡ってゲッツー。タイガースは3回、先頭の西村幸生が右前打で出塁するが岡田宗芳の遊ゴロは6-4-3のゲッツー。序盤戦は両チームのダブルプレー合戦で3回まで無得点。
セネタースは4回、一死後遠藤が左中間に二塁打、綿貫左前打、佐藤四球で一死満塁、横沢七郎の左前タイムリーで2点を先制するが、磯野政次の遊ゴロは6-4-3のダブルプレー。
タイガースは4回裏、藤村富美男が左前打から二盗、山口政信の中前打で一三塁とし、景浦将が中犠飛を打ち上げて1-2とする。更に5回、一死後カイザー田中義雄が中越え二塁打で出塁、岡田宗芳の左翼線タイムリーで2-2の同点。トップに返り本堂保次の中前打で一死一三塁、セネタースはここで先発遠藤忠二郎がライトに下がり二番手の金子裕にスイッチ、しかし藤村富美男が中前タイムリーを放って3-2と逆転に成功する。
セネタースは6回、この回先頭の家村が左中間に二塁打、遠藤が左前にタイムリーを放って3-3の同点。
タイガースは7回、この回先頭の田中の右飛をライト遠藤がエラー、岡田四球、本堂が送って藤村二飛後、山口四球で二死満塁、景浦将が押出し四球を選んで4-3と勝越し、松木も押出し四球を選んでこの回無安打で2点をあげて5-3とする。
セネタースは8回、綿貫の二塁打と金子のタイムリーで1点を返すが、タイガースはその裏、御園生崇男が右前打で出塁、本堂の中越え三塁打で6-4と突き放す。
金子裕は又も四球を連発、今年は安定したピッチングを続けていたが完全に去年に戻ってしまった。西村幸生、御園生崇男の豪華リレーを見せてタイガースが快勝、後楽園で敗れたジャイアンツを1.5ゲーム差に突き放す。
家村相太郎は昭和12年3月26日、春季リーグ戦の初戦では八番ライトで先発出場、その後もライパチ君が続いていたが徐々に強打が認められて打順を上げてきた(2010年3月27日付けブログ、12年春 セネタースvs名古屋2回戦「ライパチ君の意地」参照)。本日は遂に四番で先発出場、「元祖・意外性の男」が意外性を見せた。
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