１３年春 ライオンvsセネタース ５回戦

7月3日 （日） 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
1 0 0 0 1 0 1 0 0  3   ライオン      ８勝２１敗       0.276 近藤久 菊矢吉男 大友一明
1 0 0 0 2 0 0 8 X 11 セネタース １２勝１７敗１分 0.414 遠藤忠二郎 浅岡三郎


勝利投手 浅岡三郎 ７勝８敗
敗戦投手 菊矢吉男 ７勝１４敗


ライオン自滅


　ライオンは初回、先頭の坪内道則が四球で出塁、中野隆雄三振、水谷則一中飛でランナーを進めることはできなかったが大友一明の三ゴロをサード横沢七郎が一塁に悪送球する間に坪内は二塁、三塁を蹴ってホームに還り1点を先制する。

　セネタースは1回裏、こちらも先頭の苅田久徳が四球を選んで出塁してワイルドピッチで二進、一死後尾茂田叶の左前タイムリーで苅田が還り1-1の同点とする。

　ライオンは2回、二死後日野弘美が三塁に内野安打、日野は試合に出始めてから10打数無安打であったがようやく片目が開いた。続く近藤も中前打、坪内四球で二死満塁とするが中野は捕邪飛に倒れる。

　ライオンは5回、この回先頭の坪内が四球で出塁、坪内はこれで三打席連続四球となった。中野が送って一死二塁、水谷のピッチャー強襲ヒットで坪内が還り2-1とリードする。

　セネタースは5回裏、この回先頭の今岡謙次郎が三塁に内野安打、苅田も三塁に内野安打で続き伊藤次郎の左翼線タイムリーで2-2の同点、ここで重盗を敢行するが苅田はタッチアウト、しかし二塁に進んだ伊藤が三盗を決めて綿貫惣司の中前タイムリーで伊藤が還って3-2と逆転に成功する。

　ライオンは7回、この回先頭の近藤久がピッチャー強襲ヒットしてパスボールで二進、坪内が右前に同点タイムリーを放って3-3とする。セネタースは遠藤忠二郎から浅岡三郎にスイッチ。ここまでは一進一退の展開が続く。

　セネタースは8回、この回先頭の綿貫が四球で出塁、ライオンはここで近藤をあきらめ菊矢吉男を投入する。北浦三男四球、浅岡の投前送りバントを菊谷がエラー、家村相太郎が押出し四球を選んで4-3、横沢の三ゴロをファースト桜井がエラーして5-3、今岡押出し四球で6-3、ライオンはストライクの入らない菊谷を下げてセカンドの大友がマウンドへ。しかし苅田も押出し四球を選んで7-3、一死後尾茂田の右前タイムリーで8-3、綿貫のピッチャー強襲ヒットで二者還り10-3、北浦三塁内野安打で一死満塁、浅岡の左犠飛でこの回8点目をあげて11-3として試合を決める。

　7回までは一進一退の攻防、8回セネタースは2安打で8点、ライオンが自滅した試合であった。