7月3日 (日) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ライオン 8勝22敗 0.267 菊矢吉男
0 0 3 0 0 0 2 0 X 5 イーグルス 15勝11敗1分 0.577 古川正男
古川正男 2勝5敗
菊矢吉男 7勝15敗
二塁打 (イ)中根、ハリス
三塁打 (ラ)水谷
古川正男が完封勝利
イーグルスは1回、2回と二走者を出しながら無得点。3回、この回先頭の野村実が左前打で出塁、三番に入る好調中根之が左中間に二塁打を放って野村を迎え入れ1点を先制、バッキー・ハリスが右前タイムリーで続いて2-0、ライト水谷則一がはじく間にハリスは二進、中河美芳の二ゴロで三進、杉田屋守が右前にタイムリーを放って3-0とリードする。
イーグルスは7回、この回先頭の漆原進が中前打で出塁、一死後野村の二ゴロでランナーが入れ替わり、中根がショートに内野安打、ハリスが左翼線に二塁打を放ち4-0、パスボールで中根が還り5-0とする。
古川正男の緩球にライオン打線はタイミングが合わず、結局6安打3四球1三振で完封。古川は第7節(6月12日~18日)の週間MVPに輝き本日は完封勝利、ハワイからやってきて4年間(と言ってもタイガースでは出番なし)で通算5勝で帰国することになるが、今が全盛期と言えるでしょう。
ライオンは2回には菊矢吉男と煤孫伝がヒット、3回にも坪内道則、4回も桜井七之助がヒットを放ちながら得点は無し。古川は先頭打者を確実に打ち取っていたことが失点につながらなかった要因である。5回以降ライオンは2安打のみ、イーグルス3回に3点をあげたが、リードすると古川のようなピッチングは生きてくる。翌日の読売新聞には「イ軍古川の下手投げのカーブは平常に比してスピードが乗り・・・」との記述が見られる。阪急の重松通雄と共に「下手投げの元祖」候補の一人である。
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