2015年7月27日月曜日

17年 朝日vs黒鷲 10回戦


8月16日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
0 0 0 0 0 0 0 2  0  2 朝日 30勝37敗3分 0.448 林安夫
0 0 0 0 0 0 2 0 1X 3 黒鷲 18勝45敗7分 0.286 畑福俊英 石原繁三

勝利投手 石原繁三 12勝18敗
敗戦投手 林安夫     19勝17敗

二塁打 (黒)玉腰
三塁打 (朝)五味

勝利打点 富松信彦 2


富松信彦、サヨナラ打

 前半戦は朝日先発林安夫と黒鷲先発畑福俊英による投手戦が続いた。

 朝日は4回まで無安打。5回、一死後岩田次男が左前に初ヒット、伊勢川真澄も左前打で続いて一死一二塁とするが、広田修三の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってダブルプレー。ここは畑福のナックルを引っ掛けたか。6回は二死後五味芳夫が右中間に三塁打を放つが鬼頭政一は右飛に倒れて無得点。7回は三者凡退であった。

 黒鷲は2回に金子裕が二遊間内野安打、3回に小松原博喜が右前打を放つが6回までヒットはこの2本だけ、無得点に抑えられる。

 黒鷲は7回裏、先頭の杉江文二が二失に生き、玉腰忠義が送って一死二塁、木下政文の二ゴロの間に杉江は三進、金子がストレートの四球から二盗を決め、富松信彦も四球を選んで二死満塁、このチャンスに小松原が右中間に2点タイムリーを放って2-0と均衡を破る。

 朝日は8回、一死後広田が三失に生き、室脇正信の一ゴロで広田は二封、トップに返り坪内道則の四球で二死一二塁、五味芳夫がライト線にタイムリーを放って1-2としてなお二死一三塁、鬼頭に代わる代打早川平一の三ゴロをサード玉腰が一塁に悪送球、三走坪内が還って2-2の同点に追い付く。

 朝日は9回、一死後岩田が三前にバントヒット、伊勢川真澄の左前打で一死一二塁、広田に代わる代打酒沢政夫の初球がボールとなったところで黒鷲ベンチは力投を続けてきた畑福に代えて石原繁三をマウンドに送る。酒沢は右飛、室脇は左飛に倒れて黒鷲の継投策成功。

 黒鷲は9回裏、8回にダブルエラーを犯した玉腰がレフト線に意地の二塁打、木下の遊ゴロをショート五味がエラーして無死一三塁、木下の二盗後、金子は歩かされて無死満塁、ここで富松信彦がライトにサヨナラ打を放ち、終盤もつれた試合に決着を付けた。


 勝利投手は2者を抑えただけの石原繁三に記録されて12勝目をあげる。先発の畑福俊英は8回3分の1を6安打2四球無三振2失点に抑えた。2015年7月26日に、畑福が戦後監督を務めて礎を築いた専大松戸が甲子園初出場を決めることとなる。


 サヨナラ打を放った富松信彦は今季2個目の勝利打点、1個目も5月18日の阪神戦で放った逆転サヨナラ三塁打であった。


 15日の阪神戦で3打点をあげた小松原博喜がこの日も2打点の活躍を見せた。


 

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