8月10日 (月) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 大洋 36勝24敗5分 0.600 野口二郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 名古屋 24勝42敗2分 0.364石丸進一
勝利投手 野口二郎 24勝11敗
敗戦投手 石丸進一 10勝12敗
二塁打 (大)濃人2
勝利打点 なし
ファインプレー賞 石丸藤吉 1、吉田猪佐喜 3
吉田猪佐喜、好捕と補殺と失策
大洋は野口二郎、名古屋は石丸進一が先発。野口と石丸の投げ合いは8回まで0対0のまま進んだ。
大洋は9回、先頭の濃人渉がこの日2本目となる二塁打を左越えに放って無死二塁、野口二郎の遊ゴロで二走濃人が飛び出しかけるが帰塁、ショート木村進一が打球を捕って二塁ベースに駆け込むがセーフ、このプレーに野選が記録されて無死一二塁、野口明の遊ゴロの間に二者進塁して一死二三塁、続く浅岡三郎の浅い左飛に三走濃人が強引にホームに突っ込む。レフトは4回に補殺を決めている強肩の吉田猪佐喜ということで濃人の走塁は無謀であったが何と吉田からのバックホームが悪送球となって濃人が生還、均衡が破れる。更に一死三塁から村松長太郎が左前にタイムリーを放って大洋は土壇場で2-0とリードする。
野口二郎は初回に岩本章に左前打、6回に石丸藤吉に三塁内野安打を許したのみ、2安打1四球1死球3三振で今季12度目の完封、24勝目をあげる。
この試合では7月2日以来となる「美技賞」が記録された。当ブログにおける「美技賞」は、スコアカードの「雑記」欄に「好捕」又は「好守」と記載されているプレーに対して贈呈されます。関西の試合で山内以九士が記録者の場合に記録されているようですが、公式記録ではありませんのでご注意ください。
名古屋のレフト吉田猪佐喜はライトに入る時も補殺を多く記録する強肩の持主。この試合の4回の守備では一死二三塁から浅岡の左飛で三走濃人がタッチアップからスタートを切ったがバックホームで刺した。9回も同じく一死二三塁、三塁走者濃人の場面で同じく浅岡が左飛を打って濃人がタッチアップからホームに突っ込んだが、今度は吉田の本塁送球が悪送球となって決勝点を献上した。吉田は6回の守備でも濃人の左飛を好捕している。この試合は、吉田猪佐喜と濃人渉の因縁の対決となったのである。
その濃人は3打数2安打、二塁打2本を記録。この試合の勝利打点は「なし」であったが、「真の殊勲打」は濃人渉であった。
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