2015年7月6日月曜日

三冠への道 2015 その8




 ア・リーグは当ブログの予想通りプホルスとクリス・セールが受賞。13本塁打と75奪三振の圧倒的数字が順当に評価されました。


 ナ・リーグ投手部門はマックス・シャーザーが5月に続いて2か月連続受賞。もう一度当ブログが予想したジェイコブ・デグロムと比べてみてください。

 シャーザー 3勝2敗 38回3分の2 防御率2.33 WHIP0.62 被打率1割4分5厘 奪三振45

 デグロム  3勝1敗 37回3分の1 防御率1.21 WHIP0.67 被打率1割5分7厘 奪三振37



 防御率以外の数字はシャーザーが奪三振で少し上回っているだけでほとんど変わりませんが、防御率はデグロムがシャーザーの半分です!


 一昨年の2013年、当ブログは5月、6月と圧倒的数字を叩き出したまだアメリカン・リーグのタイガースに所属していたマックス・シャーザーを月間MVPと予想させていただきましたが、明らかに数字に劣るジェイソン・バルガスとバートロ・コロンに阻まれました。この年サイ・ヤング賞を受賞したのがマックス・シャーザーでしたから、当ブログの予想の正当性が証明された訳ですが、何故シャーザーが5月、6月の月間MVPを逃したかについて考察してみると、当時のシャーザーはバーランダーの二番手という位置付けで、投票する記者の脳裏に「シャーザーなんて~」という先入観が刻み込まれていたからだと考えます。


 現在のシャーザーは、2013年にサイ・ヤング賞を受賞したという実績がありますので、数字では明らかにジェイコブ・デグロムに負けているにもかかわらず、「格」を考慮されて受賞したものと考えます。「ノーヒット・ノーランをやったから」の理由は、週間MVPレベルでは正当化されますが、月間MVPの選考では総合的な数字を基本に選出するべきでしょう。


 打撃部門のジャンカルロ・スタントンについては予想でも述べた通り受賞について何ら不思議ではありませんが、途中離脱したためノーラン・アレナドと予想させていただいたものです。スタントンの受賞は、何ら問題が無いと考えます。


 

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