2015年7月18日土曜日

17年 阪急vs黒鷲 10回戦


8月14日 (金) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 0 2 0 0 0 0 1 0  0   0  3 阪急 35勝31敗2分 0.530 橋本正吾 天保義夫 笠松実
3 0 0 0 0 0 0 0 0  0  1X 4 黒鷲 16勝45敗7分 0.262 畑福俊英 石原繁三

勝利投手 石原繁三 11勝18敗
敗戦投手 笠松実    12勝12敗

三塁打 (黒)金子

勝利打点 木村孝平 2


金子裕、猛打賞

 黒鷲は初回、先頭の山田潔がレフト線にヒット、杉江文二は一邪飛、玉腰忠義の二ゴロの間に山田は二進、木下政文はストレートの四球で二死一二塁、ここでこのところ五番ファーストに起用されている金子裕が中前に先制タイムリーを放って1-0、一走木下は三塁に進み、打者走者の金子もバックホームの隙を突いて二塁に進んで二死二三塁、富松信彦が右前に2点タイムリーを放ってこの回3点を先制する。阪急のピッチャーは橋本正吾から天保義夫に交代。

 阪急は3回、先頭の西村正夫がストレートの四球で出塁、トップに返りフランク山田伝の左前打で無死一二塁、上田藤夫が投前に送りバントを決めて一死二三塁、黒田健吾の左前タイムリーで1-3、黒田が二盗を決め、山下好一が四球を選んで一死満塁、森田定雄の左犠飛で2-3と詰め寄る。

 黒鷲は4回から先発の畑福俊英に代わって石原繁三がマウンドに上がる。

 阪急は8回、先頭の森田が四球を選んで出塁、日比野武の左前打で無死一二塁、中村栄の送りバントは投飛となって失敗、ここで阪急は代打攻勢をかける。天保に代わる代打中島喬は中飛に倒れて二死一二塁、西村に代わる代打池田久之が中前に殊勲の同点タイムリーを放って3-3と追い付く。

 阪急の守備の変更は、八番ピッチャー天保の代打中島がライトに入り、九番ライト西村の代打池田がマスクを被り、七番キャッチャー日比野が下がってピッチャー笠松実が入った。

 黒鷲は9回裏、先頭の金子が右中間に三塁打を放ってサヨナラのチャンス、富松は投ゴロに倒れて一死三塁、渡辺絢吾の2球目に阪急バッテリーはウエスト、この時スクイズのサインが出ており三走金子は「2-5-2」でタッチアウト、渡辺も左飛に倒れて試合は延長戦に突入する。

 阪急は11回表、一死後池田がツーナッシングと追い込まれながらも粘って四球で出塁、トップに返り山田伝の打席で池田が勝負を賭けた二盗を試みるが、キャッチャー木下からの送球にタッチアウト、山田は中飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 黒鷲は11回裏、先頭の木下が中前打、金子も中前打を放って無死一二塁、富松の投前送りバントはピッチャー笠松がダッシュよく飛び出して二走木下を三塁に刺す。しかし渡辺絢吾が右前打を放って一死満塁、木村孝平がサヨナラスクイズを決めて黒鷲が競り勝つ。


 好ゲームであったことから殊勲者候補が目白押しであった。金子裕は先制タイムリー、三塁打、決勝打につながるヒットで猛打賞を決めてサヨナラのホームを踏み候補No1。9回に代打で同点打を放った池田久之は11回の盗塁失敗で圏外に去る。木下政文はその池田の盗塁を刺し、11回先頭打者としてヒットで出塁してサヨナラのお膳立てを作った。4回からリリーフのマウンドに立った石原繁三は9イニングを投げて5安打3四球2三振1失点。本日のお立ち台は石原と金子でしょう。



 

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