8月10日 (月) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 阪急 34勝30敗2分 0.531 森弘太郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2X 2 朝日 30勝34敗2分 0.469 林安夫
勝利投手 林安夫 19勝15敗
敗戦投手 森弘太郎 17勝11敗
二塁打 (急)山田、黒田
三塁打 (朝)伊勢川
勝利打点 なし
サヨナラ本盗
阪急は森弘太郎、朝日は林安夫、両エースの投げ合いは延長まで続いた。
阪急は9回まで3安打無得点。朝日は9回まで5安打無得点であった。
阪急は10回、二死後中村栄が右前打、しかし森の一二塁間の当りに中村が接触し守備妨害でスリーアウトチェンジ。
朝日は10回裏、二死後五味芳夫が三塁内野安打で出塁すると二盗を決めて一打サヨナラのチャンス到来、坪内道則は歩かされて二死一二塁、室脇正信は二ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。
阪急は11回、先頭のフランク山田伝がセンター左にヒット、上田藤夫の送りバントはピッチャー林がダッシュよく飛び出し山田を二塁に刺して失敗、一死一塁から黒田健吾が左中間に二塁打を放ち一走上田が一気にホームに還って1-0、遂に均衡が破れる。山下好一の二ゴロで黒田は三進、しかし中島喬は三ゴロに倒れて追加点はならず。
朝日は11回裏、先頭の鬼頭政一は右飛、浅原直人は三ゴロに倒れて二死無走者、岩田次男が左前打を放って二死一塁、ここで伊勢川真澄が右中間に三塁打を放ち岩田が生還、1-1の同点に追い付き更にサヨナラのチャンス、林は四球を選んで二死一三塁、竹内愛一監督はここで山本秀雄に代えてとっておきの代打・早川平一を起用、早川はツーナッシングと追い込まれるが3球目に林が二盗を決めて二死二三塁、早川が2球ファウルで粘って6球目、三走伊勢川が奇襲のホームスチールを決めて朝日が逆転サヨナラ勝ち。
林安夫は11回を完投して8安打4四球2三振1失点、19勝目をあげる。林は今季阪急戦に5勝1敗、須田博に次ぐ阪急キラーとなった。
伊勢川真澄は7月11日の黒鷲戦でも三重盗の三塁ランナーとして本盗を決めている。この時も決勝点であった。竹内愛一監督の奇襲戦法がチームに浸透してきた。
*伊勢川真澄がサヨナラホームスチールを決めた瞬間。
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