短距離の追込み馬・デュランダル号の訃報が伝わっています。馬名の由来について、「社台グループオーナーズ」のホームページに掲載されている「コーヒーブレイク」によると「フランク王国の英雄ローランが国王シャルルマーニュ(カール大帝)に献上された伝説の剣のこと。中世ではイギリスのアーサー王、ドイツのジークフリートと並ぶ英雄がフランク王国のローランであった。「聖剣」として伝説に残っている。母のサワヤカプリンセスより王室、また父より荘厳なイメージを受けて。」とのことです。馬主が「吉田照哉」となっているので吉田照哉の個人持ち馬と勘違いされている方も多いかもしれませんが、馬主資格を維持するための共同オーナーです。
「聖剣」の名に相応しい抜群の切れ味を発揮してマイルチャンピオンシップ二連覇とスプリンターズステークスを制しました。上り3ハロンは殆どのレースで33秒台を記録し、蹄葉炎明けで10カ月ぶりの実戦となった2005年スプリンターズステークス(2着)では32秒7を記録しています。蹄葉炎はテンポイントの死因となったことでも知られる不治の病ですがデュランダルは克服しました。但し三連覇を狙った次走のマイルチャンピオンシップを最後に引退することとなりました。
スプリンターズステークスを3年連続連対しているように(2003年1着、2004年2着、2005年2着)、本質的には1200mが合っていたと思います。直線で大外に持ち出して豪快に追い込むレースぶりは誰の目にも驚異に映るでしょう。ビリーヴを15センチ差で差し切った2003年スプリンターズステークスの画像はユーチューブで見ることができます。重賞3勝が全てG1という豪快な競走成績でした。
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