2013年7月10日水曜日

15年 阪急vs黒鷲 12回戦


11月11日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 1 0 4 0 3 8 阪急 58勝35敗5分 0.624 森弘太郎
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 黒鷲 45勝46敗4分 0.495 玉腰忠義

勝利投手 森弘太郎 27勝12敗
敗戦投手 玉腰忠義   1勝4敗

二塁打 (急)森田

勝利打点 中島喬 1


最も無名の最強打者

 黒鷲は玉腰忠義が8月23日の奉天での試合以来の先発、阪急はエース森弘太郎を立てる。

 阪急は4回まで玉腰の前に無安打無得点に抑えられる。

 黒鷲は4回裏、一死後中河美芳、玉腰が連続四球、木下政文が中前に先制タイムリーを放って1-0とする。

 阪急は5回、先頭の土肥省三に代わる代打黒田健吾が四球を選んで出塁、西村正夫が送って一死二塁、森の投ゴロの間に黒田は三進、トップに返り中島喬が左前打に同点タイムリーを放って1-1とする。

 阪急は7回、一死後黒田、西村、森が3連続四球で一死満塁、トップに返り中島の中犠飛で2-1と勝ち越し、フランク山田伝の一塁内野安打で三走西村が還って3-1、その際ファースト中河からピッチャー玉腰へのトスが逸れて二死二三塁、新富卯三郎に代わる代打森田定雄がセンター左に2点タイムリーを放って5-1とする。

 阪急は9回、先頭の中島が四球を選んで出塁、山田の三前バントが内野安打となって無死一二塁、森田が左中間に二塁打を放って二者を迎え入れ7-1、上田藤夫が送って一死三塁、日比野武の中犠飛で8-1として試合を決める。

 森弘太郎は5回以降黒鷲打線を1安打に抑えて4安打2四球3三振の完投で27勝目をあげる。


 阪急は中島喬が3打数1安打1得点2打点で同点打と決勝打で勝利打点を記録、フランク山田伝が4打数3安打2得点1安打の活躍を見せた。しかし真のヒーローは2打数2安打4打点の森田定雄でしょう。当ブログが森田定雄を“最も無名の最強打者”と呼んでいるのはご存知のとおりです。


 “最も無名の最強打者”の定義は「分母に知名度、分子に打撃成績」として数値化した場合、最大の数値となる打者となります。どれだけ偉大な打撃成績を残して分子が大きくても知名度が高くて分母が大きいと数値は小さくなります。全く無名で分母が小さくても打撃実績が乏しければ分子も小さく数値は大きくなりません。通常、打撃成績が優秀であれば知名度は高くなるのですが、森田定雄の場合は甲子園、プロ野球で残した打撃成績が非常に優秀であるのにもかかわらず全く無名であるが故、「分母に知名度、分子に打撃成績」とした場合の数値が最大級となる訳です。


 当ブログも有名になりましたので、グーグルで「最も無名の最強打者」を検索していただくと2012年9月9日付けブログ「最も無名の最強打者」が一番目に表示されます。因みに当ブログはSEO対策はやっておりませんので念のため。








                 *森弘太郎は4安打完投で27勝目をあげる。















     *“最も無名の最強打者”森田定雄が2打数2安打4打点を記録した阪急打線。




















 

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