2013年7月19日金曜日

三冠への道 2013 ⑫



 前半戦が終了しましたので、MVP及びサイ・ヤング賞予想第一弾といきましょう。


 ア・リーグMVPはクリス・デービスとミゲール・カブレラの争いで間違いないでしょう。問題はどちらが獲るかです。カブレラは2年連続の壁がありますので三冠王又は4割が絶対条件になるのではないでしょうか。デービスが50本塁打に乗せて3割2分をキープしていればかなり有利になると見ています。ほぼ不可能と思われていた打点の逆転があれば堅いのではないでしょうか。デービスが3割を切ってくると混戦となります。まぁ、カブレラにはお騒がせスキャンダルリスク、デービスには薬漬けリスクがありますので何とも言えませんが。カブレラが3割3分台まで落ちてくれば打率でもマイク・トラウトに逆転の目が出てきます。デービスはぱったり止まるリスクがありますのでトラウトの可能性は捨てきれませんね。


 ナ・リーグMVPは混戦ですがヤディア・モリーナが一歩リードと言うところでしょうか。アーニー・ロンバルディ、ジョー・マウアー、バスター・ポージーに次いで捕手史上4人目の首位打者となれば、2008年から5年連続ゴールドグラブ賞という捕手としての高い評価に加えて3年連続3割となり、得票が集まる可能性が高い。ポール・ゴールドシュミットがどこまで数字を伸ばせるか、モリーナの対抗はゴールドシュミットでしょう。ヤシエル・プイグは2カ月分試合数が足りないのでまぁ無理でしょうが、規定打席に達しなくても4割を記録すれば候補にならないとも限りません。


 ア・リーグのサイ・ヤング賞はマックス・シャーザーがリードしていると考えられますが防御率が3点台のままだと万全とは言えず、ダルビッシュ有がシャーザーに奪三振で30個差を付ければ逆転すると見ています。バートロ・コロンは薬漬け疑惑で脱落するでしょう。現在防御率2位の黒田は如何にと思われる方も多いかと考えられますが、黒田の欠点は投球回数が少ないことです。登板回数が同じなのに投球回数が少ないということは、メジャーでは1試合当たりの球数制限があるので黒田は無駄なボールが多く球数が多いため1試合当たりの投球回数が少なくなるという簡単な算数の問題です。


 ナ・リーグのサイ・ヤング賞はクレイトン・カーショウが防御率トップをキープして3年連続最優秀防御率となれば2度目のサイ・ヤング賞に近付きます。当ブログはアダム・ウェインライトを応援しているのですが、12勝の勝星以外にカーショウを上回る要素がありません。最も大きな違いは被打率がカーショウ1割8分8厘に比して2割4分4厘と見劣りしすることです。サイ・ヤング賞選考基準では勝星は年々評価対象としての価値が落ちてきています。現在8勝6敗ではありますが、投球内容の良いクレイトン・カーショウ有利でしょう。







 

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