１３年秋 セネタースvsタイガース ２回戦

9月8日 （木） 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  計
0 0 4 0 0 1 0 0 0  0   5 セネタース ０勝４敗 0.000 伊藤次郎 浅岡三郎 金子裕
0 2 1 0 0 0 2 0 0 1X  6 タイガース ４勝１敗 0.800 御園生崇男 景浦将


勝利投手 景浦将 １勝１敗
敗戦投手 金子裕 ０勝２敗


二塁打　（セ）森口　（タ）御園生、山口、景浦
三塁打　（セ）遠藤


タイガース辛勝


　タイガースは2回、一死後伊賀上良平、カイザー田中義雄が連続四球、御園生崇男がセンター右奥に二塁打を放ち1点を先制、岡田宗芳死球で一死満塁、本堂保次の遊ゴロ併殺崩れの間に田中が還って2-0とする。

　セネタースは3回、一死後苅田久徳が左前打で出塁、森口次郎が左中間に二塁打を放って二三塁、北浦三男が右前に2点タイムリーを放って2-2の同点に追い付き北浦はバックホームの隙を突いて二塁に進む。このあたりはセネタースらしい走塁。尾茂田叶が中前にタイムリーを放って北浦の走塁を活かして3-2と逆転して尾茂田もバックホームの隙に二塁を陥れ、遠藤忠二郎のピッチャー強襲ヒットで尾茂田がホームに還り4-2とする。セネタースの走者が縦横無尽にダイヤモンドを駆け巡る。

　タイガースは3回、この回先頭の山口政信が右中間に二塁打、景浦将敬遠、一死後伊賀上の左前打タイムリーで3-4とする。

　セネタースは6回、この回先頭の遠藤が右中間に三塁打、ライト藤井勇からの中継に入ったセカンド藤村富美男が三塁に悪送球する間に一気にホームを陥れて5-3とする。

　タイガースは7回、この回先頭の山口政信が四球で出塁、景浦が左翼線に二塁打を放ち無死二三塁、セネタースはここで先発伊藤次郎をあきらめて浅岡三郎を投入、ところが浅岡はストライクが入らず松木謙治郎四球、伊賀上押出し四球、皆川定之押出し四球で5-5の同点、三番手に金子裕が登板して後続を抑える。

　タイガースは8回から景浦がマウンドに上がりセネタース打線を抑えると、金子裕も好投を見せて延長戦に突入。

　タイガースは10回裏、この回先頭の藤村が四球で出塁、山口中前打で無死一三塁、景浦敬遠で無死満塁、松木の二ゴロで三走藤村は本封となり一死満塁、伊賀上が押出し四球を選んでタイガースが辛うじてセネタースを降す。

　タイガースは勝つには勝ったが頼みの綱の御園生崇男が7イニングで10安打を喫する。景浦将が3イニングを2安打2四球2三振で切り抜けたが自慢の投手陣に陰りがみえてきた。