2011年3月18日金曜日

13年秋 金鯱vs名古屋 2回戦

9月8日 (木) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
4 2 0 0 0 0 0 0 2 8 金鯱   1勝3敗        0.250 常川助三郎 中山正嘉 古谷倉之助
1 1 0 1 0 0 2 0 2 7 名古屋 2勝1敗1分 0.667 松尾幸造 繁里栄 西沢道夫


勝利投手 常川助三郎 1勝1敗
敗戦投手 松尾幸造     0勝1敗
セーブ  古谷倉之助 1


二塁打 (名)倉本、村瀬
三塁打 (名)桝、白木
本塁打 (金)瀬井 1号


手に汗握る展開


 開幕2連勝の名古屋と3連敗の金鯱の対戦。

 金鯱は初回、先頭の五味芳夫から佐々木常助、瀬井清と三連続四球で無死満塁、名古屋先発の松尾幸造は13球の内12球がボールと全くストライクが入らず降板、二番手に繁里栄が急遽登場する。しかし肩の温まらない繁里もストライクが入らず一死後松元三彦、武笠茂男が連続押出し四球、二死後岡野八郎、常川助三郎も連続押出し四球でこの回4点、名古屋は三番手に西沢道夫が登場、トップに返り五味が三ゴロに倒れて漸く金鯱の攻撃が終了する。

 名古屋は1回裏、一死後鈴木秀雄四球、桝嘉一ピッチャー強襲ヒット、大沢清が中前にタイムリーを放って1-4とする。

 金鯱は2回、佐々木がピッチャー強襲ヒットで出塁すると、瀬井が左翼スタンドにツーランホームランを放って6-1とする。

 名古屋はその裏、この回先頭の倉本信護が左中間に二塁打、二死後村瀬一三が左翼線に二塁打を放って2-6。名古屋三番手の西沢道夫は3回~7回まで無安打ピッチンングを続け味方打線の反撃を待つ。

 名古屋は4回、白木一二四球、倉本左前打で無死一二塁、金鯱は先発常川から二番手中山正嘉にスイッチ、一死後西沢が右前にタイムリーを放って3-6と追い上げる。更に7回、この回先頭の桝嘉一が左中間に三塁打、大沢四球後、白木の中犠飛で4-6、倉本四球、三浦敏一三振で二死一二塁、西沢が又も右前にタイムリーを放って5-6と1点差に詰め寄る。金鯱は8回から三番手に古谷倉之助が登板して逃げ込みをはかる。

 金鯱は9回、一死後五味が四球で出塁、佐々木右前打、瀬井右飛で二死一二塁、ここで四番小林茂太が左前にタイムリーを放って7-5、5回からレフトに入っている桝がこれを後逸する間に瀬井も還って8-5と突き放す。

 名古屋は9回裏、一死後白木が右翼線に三塁打、倉本四球、三浦に代わる代打芳賀直一四球で一死満塁、西沢が押出し四球を選んで6-8、村瀬に代わる代打森井茂が右犠飛を打ち上げて三走白木がホームインして7-8、しかしライト小林茂太からの返球をカットしたピッチャー古谷が三塁に送球、タッチアップからスタートを切っていた二走芳賀が刺されてゲームセットを告げるサイレンが鳴り響き、金鯱が今季初勝利をあげる。

 最初はどうなるかと思われた試合は最後は手に汗握る展開となって終了した。西沢道夫が好投して荒れ模様の試合を締めたことが大きい。打っても4打数2安打3打点の活躍。最終回の失点は痛かったが責められない。むしろ古谷倉之助のベテランらしい好判断を褒めるべきであろう。

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