2011年3月10日木曜日

13年秋 阪急vsセネタース 1回戦

9月4日 (日) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 1 2 0 3 4 0 1 0 12 阪急      2勝0敗 1.000 重松通雄
0 0 2 0 0 0 0 0 0  2 セネタース 0勝3敗 0.000 浅岡三郎 金子裕


勝利投手 重松通雄 1勝0敗
敗戦投手 金子裕     0勝1敗


二塁打 (阪)山田 (セ)金子
三塁打 (阪)堀尾
本塁打 (阪)黒田 1号、2号


黒田健吾、2ホーマー2盗塁うち1本盗


 阪急は初回、二死後三番黒田健吾が左翼ポール際に先制ホームランを放って1-0。更に2回、この回先頭の山下好一が中前打で出塁、宮武三郎の二ゴロで二進、宇野錦次は二飛に倒れるが大原敏夫が左前にタイムリーを放って2-0とする。

 阪急は3回、上田藤夫右前打、黒田左前打で無死一三塁、黒田が二盗を決めてジミー堀尾文人四球で無死満塁、山下好の遊ゴロで堀尾が二封される間に上田が還って3-0としてなお一死一三塁、ここでダブルスチールを決めて4-0とリードを広げる。

 セネタースは3回、一死後磯野政次が中前打で出塁、森口次郎四球で一二塁、苅田久徳の遊ゴロをショート上田が三塁に送球するがセーフで野選となって一死満塁、伊藤次郎が右前に2点タイムリーを放って2-4とする。

 阪急は5回、この回先頭の上田が中前打、黒田の遊ゴロをショート磯野がエラーして無死一三塁となったところでセネタースは先発浅岡三郎をあきらめて金子裕を投入。堀尾は金子の代わりばなを捕えて中越えに三塁打を放ち6-2、一死後宮武の三ゴロの間に堀尾が還って7-2とする。

 阪急は6回、一死後重松通雄が四球で出塁、西村正夫が三前にセーフティバントを決めて一死一二塁、上田も三塁線にバント、これをピッチャー金子が一塁に悪送球する間に西村に続いて上田も一塁から長駆ホームを駆け抜け9-2、続く黒田が左翼スタンドにツーランホームランを叩き込んで11-2とする。8回にも四球で歩いた重松をフランク山田伝の右中間二塁打で還して12-2として快勝する。

 重松通雄は大量点をバックに4安打7四球1死球3三振、138球の完投で今季1勝目をあげる。

 黒田健吾が2本のホームランと2盗塁、うち一つはホームスチールであった。阪急の猛打が目立った試合であるが見逃してはならないのが2回の宮武三郎のバッティング、無死一塁からきっちりと二ゴロを打って山下好一を進めたところが昨年の阪急と一味違うところである。



*黒田健吾の2本塁打と2盗塁を伝えるスコアブック。第二打席の○二つが盗塁を表します。「○’」は堀尾の打席の三球目に二盗を決めたことを表し、「○”」は宮武の打席の三球目に山下好一とダブルスチールを決めて本盗を成功させたことを表します。

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