10月1日 (木) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 名古屋 28勝49敗4分 0.364 石丸進一
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1X 1 南海 40勝40敗 0.500 川崎徳次
勝利投手 川崎徳次 13勝12敗
敗戦投手 石丸進一 12勝15敗
勝利打点 中野正雄 3
猛打賞 (名)桝嘉一 1
川崎徳次、粘りの完封
川崎徳次と石丸進一による投げ合いは南海が延長11回サヨナラ勝ちしたが、試合は名古屋が押し気味に進行した。
名古屋は2回、二死後ではあるが桝嘉一が左前打、石丸進一が四球を選んで走者をスコアリングポジションに進めたが田中金太郎は左飛に倒れる。
名古屋は5回、先頭の桝が四球で出塁すると石丸進一がバントで送って一死二塁、しかし田中は三振、芳賀直一も連続三振に倒れて無得点。
名古屋は6回、一死後岩本章が四球で出塁、古川清蔵は中飛に倒れるが、吉田猪佐喜の右前打で二死一三塁、しかし小鶴誠は中飛に倒れてスリーアウトチェンジ。
名古屋は7回、先頭の桝が左前打で出塁、石丸進一の三前送りバントをサード増田敏が二塁に送球するがセーフ、犠打と野選が記録されて無死一二塁、田中の投前送りバントをピッチャー川崎が三塁に送球、今度は二走桝を三封して一死一二塁、芳賀は右飛に倒れるが、トップに返り石丸藤吉の中前打で二死満塁、しかし岩本章が二ゴロに倒れてこの回も無得点。
名古屋は8回、一死後吉田が右前打で出塁、小鶴の二ゴロの間に吉田は二進、ここまで3安打の桝が敬遠されて二死一二塁、石丸進一は遊ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。
名古屋は10回、先頭の岩本章が中前打で出塁、しかし古川は右飛、吉田の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。
名古屋は11回、先頭の小鶴が四球を選んで出塁、桝がこの日3安打目となる右前打を放って無死一二塁、しかし石丸進一は一邪飛、二走小鶴がタッチアップから三塁を狙うがファースト中野から三塁に送球されてダブルプレー、田中は投飛に倒れてここも無得点。
名古屋先発の石丸進一は6回まで無安打ピッチング。7回、二死後岡村俊昭が四球から二盗、中野に初安打となる左前打を許して二死一三塁、ここは川崎を中飛に打ち取る。9回、先頭の猪子利男に左前打を許し、国久松一に送られ、岩本義行を歩かせて一死一二塁、岡村に右前打を許して一死満塁の大ピンチを迎えるが、中野を三飛に打ち取り、川崎の三ゴロでサード芳賀が三塁ベースを踏んで延長に突入。
南海は10回裏、一死後八木進が左前打で出塁するが、トップに返り柳鶴震の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー。
南海は11回裏、先頭の猪子がツースリーから四球を選んで出塁、国久の一塁線バントが内野安打となって無死一二塁、岩本義行が送りバントを決めて一死二三塁、石丸進一は岡村を敬遠して一死満塁、中野がワンスリーからサヨナラの押出し四球を選んで南海が辛勝する。
川崎徳次は11回を7安打5四球4三振に抑えて今季4度目の完封、13勝目をあげる。
石丸進一は10回3分の1を投げて5安打8四球1失点、最後はスタミナ切れとなった。
強打の名古屋打線は飛ぶボールであると真価を発揮するが、飛ばないボールには対応しきれていない。
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