今節は朝日が2勝0敗2分、阪急が3勝1敗1分、大洋が2勝2敗、南海が2勝2敗、名古屋が2勝3敗、巨人が2勝3敗、阪神が1勝2敗2分、大和が1勝2敗1分であった。
9月24日から後楽園球場では久保田製のニューボールが使用された。この結果、24日~28日の後楽園での8試合では合計73得点であったが、飛ばないボールを使用した甲子園での8試合では合計25得点に過ぎなかった。個人記録にも大きく影響を与えているので、この点を考慮した上で選考した。
週間MVP
投手部門
朝日 林安夫 5
今節2勝0敗2完封。
朝日 内藤幸三 1
今節2試合に登板して23回3分の1を投げて失点0。2試合とも引分けであった。
大洋 古谷倉之助 1
9月26日の後楽園球場での南海戦で、久保田製の飛ぶボールながら南海打線を完封。今節は5試合の完封試合と2試合の0対0引分け試合があったが、後楽園での完封は古谷だけであった。
阪急 天保義夫 1
今節2勝0敗1完封。27日の大和戦は4安打完封であったが、4本とも内野安打であった。
打撃部門
大和 木村孝平 2
飛ばないボールの甲子園で18打数7安打。
阪神 塚本博睦 1
飛ばないボールの甲子園で25打数9安打。
巨人 中島治康 4
久保田製の飛ぶボールで20打数8安打3本塁打。
名古屋 古川清蔵 1
久保田製の飛ぶボールで20打数7安打2本塁打。
大洋 野口明 1
久保田製の飛ぶボールで17打数8安打1本塁打。
殊勲賞
朝日 室脇正信 1
9月27日の阪神戦で延長13回サヨナラ打。
巨人 青田昇 1
今節19打数9安打。28日の南海戦では決勝の逆転二塁打。
大洋 佐藤武夫 1
24日の巨人戦で満塁走者一掃逆転二塁打。
敢闘賞
朝日 五味芳夫 1
応召直前の2試合で9打数4安打を記録する。生き延びた五味は戦後、昭和23年に大洋
ロビンスに復帰するが、1試合に出場したのみで1盗塁を記録してプロ野球界を去ることとなる。
大洋 野口二郎 1
今節19打数7安打。
南海 岩本義行 3
今節12打数5安打。
技能賞
朝日 伊勢川真澄 6
26日の阪神戦で4つの盗塁を刺して4補殺を記録する。
南海 柳鶴震 2
27日の名古屋戦まで13試合連続安打を記録する。
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