ナ・リーグのサイ・ヤング賞争いが激烈になってきました。
当ブログの年初予想ではゲリット・コールでしたが現在16勝8敗、防御率2.54、奪三振175、被打率2割4分1厘、WHIP1.12と数字が上がらず脱落。メッツ期待のジェイコブ・デグロムは13勝7敗、防御率2.40、奪三振184、被打率2割1分0厘、WHIP0.97と健闘していますが少し足りない。但し、両人は5年以内にサイ・ヤング賞を受賞するのではないでしょうか。
候補筆頭のザック・グリンキーは16勝3敗、防御率1.68、奪三振174、被打率1割9分2厘、WHIP0.86と抜群の安定感。クレイトン・カーショウは259奪三振が光りますが今年はないでしょう。
ここにきて急浮上してきたのがジェイク・アリエタで、19勝6敗、防御率1.99、奪三振204、被打率1割9分4厘、WHIP0.92と、20勝&防御率1点台が見えてきましたので十分あり得る。アリエタを「アリエッタ」の表記にしてしまうとこのネタが使えなくなるので、当ブログでは「アリエタ」の表記にしています(笑)。
ア・リーグはダラス・カイケルで行けそうですね。現在17勝7敗、防御率2.22、奪三振192、被打率2割1分2厘、WHIP1.00。奪三振の少なさが気になっていましたが、200個に乗せてくれば問題ないでしょう。ヒューストン・アストロズの快進撃を支えてきたカイケルはMVPの方が相応しいのですが、MVPはジョシュ・ドナルドソンで動きそうにない。
スクリューボールのようなチェンジアップを駆使する技巧派でサイ・ヤング賞投票では不利になりますが、アストロズ快進撃の立役者としての得票を集めるでしょう。「Keuchel」を「カイケル」とする日本語表記の難しさは、「Cuellar」以来ではないでしょうか。1969年サイ・ヤング賞のマイク・クエイヤーは「キュエラー」などと表記されることもあるようですが、1971年の日米野球でボルチモア・オリオールズ20勝カルテットの一員として来日した時から「クエイヤー」と呼ばれていました。
日本人が初めてスクリューボールを見たのは、マイク・クエイヤーが1971年の日米野球で投げた時です。ダラス・カイケルのチェンジアップがスクリューボールのように見えるのも何かの因縁でしょうか。
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