2015年4月20日月曜日

17年 名古屋vs大洋 7回戦


7月12日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0  1  2 名古屋 16勝33敗1分 0.327 石丸進一 西沢道夫
0 0 0 0 0 1 0 0 0  0  1 大洋     26勝18敗3分 0.591 野口二郎

勝利投手 西沢道夫   2勝4敗
敗戦投手 野口二郎 17勝9敗

本塁打 (大)野口明 2号

勝利打点 岩本章 1


西沢道夫、パーフェクトリリーフ

 名古屋は石丸進一が先発してセカンドは石丸藤吉、大洋は野口二郎-野口明のバッテリー、兄弟対決となった。両投手が先発で対決するのは5月18日の4回戦以来二度目のこととなる。

 名古屋は初回、一死後岩本章がストレートの四球で出塁、桝嘉一の一ゴロの間に岩本は二進、吉田猪佐喜が中前にタイムリーを放ち1点を先制する。

 大洋も1回裏、一死後濃人渉が左前打で出塁するが、浅岡三郎の投ゴロはピッチャー石丸進一が二塁ベースカバーのセカンド石丸藤吉に送球、更に一塁に転送されて「1-4-3」と渡るダブルプレー。

 名古屋は2回、先頭の芳賀直一が三塁に内野安打、石丸進一が送って一死二塁とするが、トップに返り石丸藤吉は中飛、岩本は遊ゴロに倒れて追加点はならず。名古屋は3回以降、野口二郎に無安打に抑えられる。

 大洋は2回、野口明の左前打と山川喜作の遊失で二死一二塁とするが佐藤武夫は投ゴロに倒れる。3回も中村信一の中前打と浅岡の四球で二死一二塁とするが野口二郎は三振に倒れてこの回も無得点。

 4回、5回も走者を出しながら石丸進一から得点を奪えなかった大洋は6回、一死後野口明がレフトスタンドに同点ホームランを放って力投を続ける弟を援護する。

 名古屋は7回から石丸進一に代えて西沢道夫をマウンドに送り込む。延長28回以降不甲斐ない投球が続いていた西沢がこの試合では見違えるようなピッチングを見せ、9回まで三者凡退を続ける。

 名古屋は10回表、先頭の西沢が左前打を放って出塁、トップに返り石丸藤吉が送りバントを決めて一死二塁、岩本が左前に決勝タイムリーを放ち2-1と勝ち越す。


 西沢道夫は10回裏も三者凡退に抑えて4イニングをパーフェクトリリーフ、2勝目をあげる。野口明の同点ホームランで大洋に傾きかけた試合の流れを自軍に引き戻し、延長10回にはヒットで出塁して決勝のホームを踏む活躍であった。





 

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