7月4日 (土) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 2 0 0 0 0 0 0 2 阪神 24勝21敗2分 0.533 木下勇 御園生崇男
0 0 2 0 0 1 0 1 X 4 大洋 25勝15敗3分 0.625 三富恒雄 野口二郎
勝利投手 野口二郎 16勝7敗
敗戦投手 御園生崇男 4勝5敗
二塁打 (神)松尾 (大)野口明
勝利打点 なし
野口明、同点二塁打
阪神は3回、先頭の木下勇が中前打で出塁、金田正泰の一ゴロでランナーが入れ替わり、トップに返り御園生崇男の中前打で一走金田は一気に三塁を狙うがセンター織辺由三からのバックサードにタッチアウト、因みに日本では外野手に三塁送球を支持する場合は「みっつ~」と叫びますが、英語圏では「スリー~」と叫びます。この時センターの織辺に「みっつ~」と声を掛けたのはショートの濃人渉だったでしょう。この間に打者走者の御園生は抜け目なく二塁に進み、松尾五郎が四球を選んで二死一二塁、藤井勇の中前タイムリーで1点を先制、二死一三塁から土井垣武の三塁内野安打で1点追加、2-0とする。
大洋は3回裏、一死後中村信一が四球で出塁、濃人は中飛に倒れるが浅岡三郎がストレートの四球を選んで二死一二塁、野口明の右中間二塁打で二者還り2-2の同点に追い付く。
同点に追い付いた大洋は4回から先発の三富恒雄に代えて野口二郎を注ぎ込む。阪神も4回から先発の木下を下げてレフトの御園生をマウンドに上げる。
エース投入に応えたい大洋打線は4回、二死後佐藤武夫がレフト前にヒット、織辺もストレートの四球を選んで二死一二塁、しかし中村は右飛に倒れてこの回無得点。
大洋は6回、一死後野口二郎の遊ゴロをショート野口昇がエラー、佐藤の三遊間ヒットで一走野口二郎は三塁からホームに走り、タイミングはアウトであったが焦ったレフト上田正が本塁に悪送球する間にホームイン、3-2と勝ち越す。これが決勝点となった。恐らくエンドランがかかっていたのでしょう。
大洋は8回、一死後山川喜作が中前打で出塁、野口二郎が三遊間を破って一死一二塁、佐藤のカウントがツーボールナッシングとなったところで阪神ベンチはセンターの金田をレフトに回し、レフトの松尾に代えて塚本博睦をセンターに入れる。佐藤はツースリーから二ゴロ、これをセカンド松本貞一がエラーする間に二走山川が還って4-2とリードを広げる。
野口二郎は6イニングを内野安打1本に抑えて2四球7三振無失点、16勝目をあげてハーラー単独トップに立つ。
このところ各チームヒットエンドランを多用している。まだ英語禁止とはなっていませんが、新聞は「打走法」と報じています。
3回に貴重な同点二塁打を放ったのは野口明、野口二郎が決勝のホームを踏むきっかけとなったエラーを犯したのは野口昇、野口三兄弟が試合の要所に登場した。
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