2015年4月6日月曜日

17年 巨人vs阪急 6回戦


7月5日 (日) 横浜

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 4 0 3 1 8 巨人 31勝14敗1分 0.689 須田博
2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 阪急 23勝19敗2分 0.548 森弘太郎 天保義夫

勝利投手 須田博       6勝3敗
敗戦投手 森弘太郎 11勝7敗

二塁打 (巨)川上、中島治康 (急)中島喬、黒田

勝利打点 白石敏男 5

猛打賞 (巨)水原茂 3、中島治康 6


白石敏男、汚名返上の快打

 横浜平和公園球場の第二試合は巨人が須田博、阪急が森弘太郎の先発で午後2時55分、池田豊球審の右手が上がりプレイボール。

 阪急は初回、先頭のフランク山田伝が右前打、上田藤夫が四球を選んで無死一二塁、黒田健吾の一ゴロをファースト川上哲治が二塁に送球するが、ベースカバーに入ったショート白石敏男が後逸する間に三塁に進んでいた二走山田がホームインして1点を先制、、一走上田も三塁に進み、山下好一の左前タイムリーで2-0とする。

 巨人は初回、一死後水原茂が四球で出塁するが川上の一ゴロが「3-6-3」と渡ってダブルプレー。4回も先頭の呉波が中前打で出塁するが水原の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー。この後川上、中島治康の連打が出たが無得点。

 巨人は6回、先頭の坂本茂が内野安打で出塁、須田の二ゴロの間に坂本は二進、トップに返り呉の右前打で一死一二塁、水原の右前タイムリーで1-2、川上が左中間に同点二塁打を放って2-2、一死二三塁から中島が歩かされて一死満塁、楠安夫の三ゴロはサード黒田がバックホームして三走水原は本封、二死満塁から初回に手痛いエラーを犯した白石が汚名返上の2点タイムリーを左前に放ち4-2と逆転する。

 巨人は8回、先頭の水原が左前打で出塁、川上は左飛に倒れるが中島が左中間に二塁打を放って一死二三塁、楠は四球を選んで一死満塁、白石の遊ゴロでショート中村栄がホームに送球するが、滑り込んできた三走水原に当たって水原はホームイン、白球がファウルグラウンドを転々とする間に二走中島も還って6-2、阪急のピッチャーは先発の森から天保義夫に交代するが、林清一が右前にタイムリーを放って7-0と突き放す。

 巨人は9回、一死後水原が中前打で出塁、川上の二ゴロをセカンド上田がエラー、中島のレフト線ヒットで一死満塁、楠の右犠飛で水原が生還して8-2、二走川上もタッチアップから三塁に進み、一走中島までもタッチアップから二塁に向かうがライト中島喬からの送球にタッチアウト、記録は「9-6B」。中島治康が中島喬の送球で刺されたのはこれが初めてでしょう。

 因みにこの試合では中島治康も中島喬も二塁打を放っていますが、同一試合で両中島が二塁打を打ったのはこの試合が初めてで史上唯一となります。これは筆者の記憶だけではなく、「日本プロ野球記録大全集」でも確認しています。


 須田博は8安打4四球1三振2失点、自責点ゼロの完投で6勝目をあげる。肋膜炎で昨年後半を棒に振り、今季復帰してきたがようやく調子をあげてきた。2失点は白石のエラーが絡むもので自責点はゼロ、その白石は汚名返上の一打で勝利打点を記録した。





 

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